ターナーの汽罐車 LIVE

0

    退屈な金曜日 埋め合わせのパーティー
    お決まりの場所に 吹き替えの映画さ
    まるで 気のない声

    虹色のシャンペインを
    かたむける君の 見つめる絵はターナー
    おぼろげな汽罐車が走る
    音も立てず

    こんな夜の中じゃ 愛は見つからない
    こんな夜の中じゃ 愛は戻って来ない
    知っているのに何故

     

    山下達郎が通算50作目となるシングルを発売した。

    REBORNである。

    その新譜の中にカップリングされているのが、名作「ターナーの汽罐車」である。

    しかもLIVE バージョンである。

    難波弘之のピアノがジャジーな雰囲気を醸し出しており、スタジオ盤より数段味わい深い仕上がりになっている。

     

    モチーフとして使われたターナーの絵は、絵画史上初めて「速度」を描いた作品として知られている。

    まるで、靄の中から突然現れたかのような疾走する機関車。

    逃げる野兎。傍を進む一艘の舟。農夫と牛。

    イギリス産業革命の象徴とも言える機関車との鮮やかなコントラスト。

    輪郭を感じさせない朦朧とした色遣いだからこそ、速度がくっきりと浮かび上がってくる名画である。

     


    Kiss Me Baby

    0

      JUGEMテーマ:音楽

      夏もあれよあれよと言う間にもう中盤である。

      毎年、自分にとっての「夏歌」というものが誕生するのだが、今年はこれである。

      平井大kiss me baby

      3年前のアルバムに収録されている軽快なサーフロックチューンである。

       

      もう一度 Kiss Me Baby

      忘れられない My Angel

      二度と戻れない灼熱のSummer Holiday

      今日もLonely Boy

      海に揺れるGood-bye Sunset

       

      黄昏時のKissは

      サヨナラを意味する so tender

      二度と逢えない幻のSufer Girl

      叶わない夢の果ては真夏のBroken Heart

       

      ビーチボーイズを彷彿させるようなアッパーである。

      どこかで懐かしくもあり、切なさも滲ませる歌詞はスッーと耳に届く。

      この曲が収められている「ALOOOOHANA!!」を全編通して聴けば、暑さ厳しい我が書斎も常夏のビーチへと早変わり。

      リピートで繰り返して聴きながら、夏を感じている。

       

      もう一度 Kiss Me Baby・・・

       

       


      VACANCY

      0

        JUGEMテーマ:音楽

         

        港のバーの止まり木で 羽を休める

        タフが取り柄のセーラーの背中でさえ

        小さくて やけに淋しく映って見える夜さ

         

        週末の街を離れ 街並みを見下ろせる

        安モーテルはVACANCY

        鍵さえ壊れている

        曇り空に 街灯は遠く

        暗闇の中 独りで膝をかかえて

         

        I DON’T WANNA BE HEARTACHE

         

        霞んでいる月にそう話しかける

         

        I DON’T WANNA BE HEARTACHE

         

         

        柳ジョージの「VACANCY」ばかり、立て続けに聴いている。

        空っぽの心をかかえた男の姿は、映画の中のシーンのようだ。

        柳ジョージの嗄れた声が哀愁を醸し出す。

        沁みる・・・


        春だったね 2017

        0

          JUGEMテーマ:音楽

          今日は横浜でも日中の気温が20度を超え、春らしいぽかぽか陽気となった。

          流石にもう寒の戻りはないだろう。

          春といえばいろいろな名曲があるが、自分にとって春の代名詞ともいえる曲は吉田拓郎「春だったね」である。

           

          僕を忘れたころに

          君を忘れられない

          そんな僕の手紙がつく

           

          この出だしは40年前の学生時代の自分にとっては衝撃的な歌詞であった。

          高校時代、大好きな女性がいた。

          1年間の浪人生活を経て、故郷 島根へ。

          大学生活をスタートさせた自分であったが、なかなか新しい出会いはなく いつまでも高校時代の大好きだった女性が心の中にはあった。

          友人の下宿の部屋の小さなカセットテープから聞こえてきた吉田拓郎の歌に心は鷲掴みされた。

          自分の歌だと思った。

          だから、春になれば今でも自然とこの歌を口ずさんでしまう。

          吉田拓郎自身、この歌が好きなようで、現在でもライブのセットリストに入っている。

           

          くもりガラスの窓をたたいて

          君の時計をとめてみたい

          ああ、僕の時計はあの時のまま

          風に吹き上げられた ほこりの中

          二人の声も 消えてしまった

          ああ あれは春だったね

           

          色褪せない青春の歌がここにある。


          PEACE OUT

          0

            JUGEMテーマ:音楽

             

            竹原ピストルの待望の新作が出た。タイトルは「PEACE OUT」。

            今回のアルバムも心にズシリとフックする詩に魂がこもったナンバーが多い。

            例えば、2曲目の「虹は待つな、橋をかけろ」。

             

            忘れようとするたびに思い出す 

            思い出そうとした時には忘れてる

            ミサンガのような 虫歯のような

            昨日をぶら下げて歩くのさ

             

            振り出しもなければ

            あがりもないスゴロク

            朝焼けの街にそっところがす

            「1」しか出ないサイコロ

             

            虹は待つな 橋をかけろ

            例え汚すことになろうとも

            その涙に橋をかけろ

            虹は待つな 橋をかけろ

             

            そうだ。ミサンガのような虫歯のような昨日や過去をずるずると引きずりながら、足をとらればがらとぼとぼと歩いていくしかないのだ。それでも、明日をどこかで信じている。苦笑いを嚙みしめて・・・


            地獄

            0

              JUGEMテーマ:音楽

               

              最近、野狐禅ばかりを聴いている。

              もう解散してしまったのだが、大好きな竹原ピストルが組んでいた二人組である。

              スタジオアルバムとしてはラストになってしまった「野狐禅」が実にいい。

              荒々しい竹原ピストルらしい高速テンポの歌詞はない。

              それが物足りないというファンも少なからずいるだろう。

              しかし、楽曲のもつ力。言い換えれば歌詞の力とメロディのバランスが絶妙なアルバムである。

              「シーグラス」「東雲」。本物のラブソングがここにある。軽佻浮薄に流されない本物の歌だ。

              だが、今日は敢えて、一曲目の「地獄」を紹介する。

               

              銭でも降ってこないかなと

              アホ面で空を見上げれば

              慰めみたいな粉雪が 

              灯油臭いジャンパーに落ちる

               

              閉じ忘れた瞼の奥に

              朝日が差し込んでくる

              バイト雑誌を放り投げ

              冷めたメシに箸を突き立てる

               

              過去を消せる消しゴムをくれよ

              ついでに今を消せる消しゴムをくれよ

               

              天国なんてものからは程遠く

              暮らしというよりはむしろ地獄 地獄 地獄

              笑っちまうのはそれでも明日を信じていることさ

               

              世界観が西村賢太の私小説とだぶる。それは人間の生身からの叫びである。

              心にずしんと響いてくる唄だ。


              空砲なし。覚悟して聴け!言葉の実弾が心に風穴を開ける。

              0

                俺、精神病なんですよぉー。なんて平気で言ってくるお前は、やっぱり精神病なんだと思うよ。
                お前みたいなクソめんどくせー野郎がいなくなると、意外とちょっぴり寂しくなるんだよ。
                薬づけでも生きろ。
                どうせ人は誰もが何らかづけで生きてんだ。大差ねえよ。


                来年も再来年もその先もずっと、俺は和歌山に歌いに来るからよ。

                来年も再来年もその先もずっと、お前も俺のライブを観に来いよ。
                お前みたいなクソめんどくせー野郎がいなくなると、意外とちょっぴり寂しくなるんだよ。

                薬づけでも生きろ。
                どうせ人は誰もが何らかづけで生きてんだ。大差ねえよ。

                “俺、いつもこんな感じなんですよぉ。ボブディランにも無視されましたもん。でもセックスピストルズは僕の話を聞いてくれました。”っての、おもしれかったぞ。

                でもそんなことより、迎いに来てくれたお母さんに感謝しろ。話はそれからだ。 (LIVE IN 和歌山)

                 

                竹原ピストルばかりを聴いている。

                久々にどてっぱらに風穴を開けられ、しかもいつまでもいつまでも弾が滞留している。

                空砲はなし。

                詩のもつ力をこれでもかと放射するアーチストだ。

                 


                ハリケーン

                0

                  JUGEMテーマ:音楽

                   

                  世の中はボブ・ディランのノーベル文学賞受賞の話題で持ちきりだ。

                  正直、今まで好きなアーチストとして自分自身挙げることはなかった。

                  そんなデュランであるが、大好きなアルバムが一枚ある。

                  1976年 リリースの「欲望」である。

                  一曲目の「ハリケーン」にKOされた記憶が鮮明に残る。

                   

                  ルービン・カーターは冤罪によって

                  一級殺人罪を宣告された

                  ベローとブラッドレーは嘘をつきとおし

                  新聞は判決を鵜呑みにする

                  ひとりの男の人生が

                  愚者たちによって裁かれ

                  冤罪を着せられる

                  ぼくは自問する

                  一体この国はどうなっているんだろう

                   

                  法治国家じゃないのか

                   

                  犯罪者にも人権が認められ

                  監獄内でも少しは自由でいられるが

                  ルービンは狭い独房に釈迦のように座る

                  この世の地獄を生きる無垢の男

                  これがハリケーンの物語

                   

                   


                  熊本地震の被災地の方に届け!「雨に負けぬ花」

                  0
                    JUGEMテーマ:日記・一般
                    熊本で起きた甚大な地震災害に言葉を失っている。
                    いかに科学技術が進歩したとしても自然の力には簡単に押しつぶされてしまうのが私たち人間である。
                    悲惨な映像や動画を前にして、なすすべもなく佇んでいる。
                    そして、ふとサイモン&ガーファンクルの音楽が聴きたくなった。
                    前に聴いたのが何年前かも忘れてしまっていた。
                    いま、聴いているのが彼らのアルバムの中で一番好きなアルバム「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」である。
                    数多あるあるすべてのアルバムの中で一番美しく、強いアルバムであると思っている。

                    人生に与えられた役割が キングだろうがポーンだろうが問題じゃない
                    喜びと悲しみの間に 引かれた線などか細いものさ
                    そこで僕の空想は現実となる
                    僕はあるべき姿となって 明日に立ち向かわなければ
                    だからどこまでもどこまでも信じ続けよう
                    僕の生命に終わりはなく
                    そして、花は
                    雨に打たれて折れたりしないのだと  
                    「雨に負けぬ花」


                    この歌詞を被災地の方に届けたい・・・

                    僕にできることはたかだかこれだけのことだ
                    でも負けないでほしい

                    マムフォード・サンズ 僕たちを覚醒させる歌

                    0
                      JUGEMテーマ:音楽
                      昨日に引き続き マムフォード・サンズについてである。
                      彼らの音楽に心は囚われている。
                      ボーカルがうまいとか、楽器のきれが鋭いとかそういうことではない。
                      歌詞とメロディが一体となって心をかきむしるのである。
                      それは決して不快ではなく、不思議な陶酔感をもたらす。
                      アルバムのコピーにある「僕たちを覚醒させる歌」が存在する。

                      たとえば冒頭のトンプキンス・スクウェア・パーク。

                      君を抱きしめたい
                      暗がりの中で
                      最後に一度
                      最後に一度だけ

                      何の変哲もない言葉が力をもって胸に迫る。アルバムの楽曲は男女の別れを綴った歌詞が多いのだが、小難しさのない裸の言葉がそこにはある。

                      5曲目のジャスト・スモーク。
                      僕の気持ちを伝えて諦めるよ
                      そして君のことを心から取り去るよ
                      僕は覚悟ができていない
                      それほど強くはないから
                      君の愛情の重みを支えることができない


                      やがて煙だけになる
                      だけど君が去ったとき
                      僕は君の名前を呼んでいた
                      その夜に


                      そして昨日紹介したディトマス。

                      素晴らしい歌の力である。完全にノックアウトだ。
                       

                      calendar
                       123456
                      78910111213
                      14151617181920
                      21222324252627
                      28293031   
                      << July 2019 >>
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recent trackback
                      links
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM