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ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番の最高峰
音楽 / カーソン・ライダー 
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    連日のラフマニノフのピアノ協奏曲についてである。

    いやはや凄い演奏に出逢ってしまった。

    レイフ・オヴァ・アンスネスとアントニオ・パッパーノによるピアノ協奏曲2番のライブ盤(2005年6月)である。

    アンスネスはベートーヴェンのピアノ協奏曲全集も録音しており、私の愛聴盤として欠かせない存在になっている。

    しかし、この組み合わせによるラフマニノフはその出来栄えより数段いい。

    確かにリヒテルのようなスケール感はないものの、ラフマニノフがもっているロマンチシズムの表現としては、アンスネスのほうがしっくりと耳に馴染むし、流麗さにおいては格段に上である。

    一番の違いはそのピアノを支えるバックのオーケストラの違いである。

    リヒテル盤のほうはワルシャワ国立フィル・ハーモニー交響楽団であった。あくまでもリヒテルの引き立て役でしかなかった。

    このアンスラス盤はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団である。

    ヴィルティオジティにおいては流石に世界一の力量であることは間違いがないであろう。

    それくらい、ベルリン・フィルの演奏力か際立っている。

    ど素人の私ですら一聴して感じてしまうのだから、耳に肥えたクラシックファンならばその違いに歴然とするはずである。

    2番の演奏終了後、飛び込んでくる「ブラボー」という声と熱狂的な拍手がこの演奏の素晴らしさを証明している。

    私が今までに聴いてきたラフマニノフ2番の最高峰である。

    まさに圧巻である。

    繰り返して何度も聞いていたい名演がここにある。

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    ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番・3番の抒情の凄味
    音楽 / カーソン・ライダー 
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      「チャイコフスキーにかえれ」

      ロシアの大作曲家 ラフマニノフの主張である。

      調性音楽の枠が崩れ、現代音楽が台頭してきた20世紀前半に19世紀のロマン主義を継承する形で登場してきた。

      中でも、ピアノ協奏曲2番、3番がお気に入りである。

      どちらも映画に使われており、抒情的なメロデイが心にしみる。

      また、ピアノ弾きにとつてみれば超絶技巧が求められる曲でもある。

      2番では、やはりロシアの20世紀を代表する名ピア二スト スヴァトスラフ・リヒテルの演奏が秀逸である。

      骨格のしっかりしたスケール感の中にも、表情を豊かに表すそのピアニズムは圧巻である。

      佐渡裕指揮による辻井伸行の作品も好きだが、やはり足元にも及ばないといったところである。

      思えば、ピアノ協奏曲というジャンルを聴こうという気持ちにさせてくれたのが、リヒテルが幻のピアニストから西側諸国に初めて登場した時に演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番であった。

      彼自身「1番が好きだ。」と語っていたように、その語り口は導入部から風格に満ちており、終始一貫堂々としており見事である。

      3番はホロヴィッツである。

      作曲者から「この曲を完璧に消化している。」と言わしめたその演奏は、繊細な音の細部に行き届く表現からフォルテの強奏まで、目も眩むばかりの鮮やかさである。

      しばらくはラフマニノフのピアノ曲に浸っていたい。

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      ボブ・マーリー、ジャクソン・ブラウン、ストーンズ。今日も音楽にどっぷりと浸る。
      音楽 / カーソン・ライダー 
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        今までの自分のこのブログのスタイルではない書き方で今日は思いを綴ってみたい。

        入梅をした。

        じめじめと鬱陶しい気分が続く季節である。こんな時は、無性にボブ・マーリーが聴きたくなる。

        ボブ・マーリーの「白鳥の歌」となったアルバム「UPRIZING」を聴いている。

        やはり出色の出来は、ラストを飾るアコースティックギター一本で歌い上げる「Redeption Song」だ。

        バンドversionのものより圧倒的にいい。

        改めて、ボブ・マーリーの歌のうまさを堪能できる。

        詩は思いテーマを含んでいるが、心にすっと沁みいる救いの歌だ。

         

        ほかにはジャクソン・ブラウンの「孤独のランナー」をDLした。

        1977年発表のライブ盤である。

        1977年といえば、今から40年前。自分は高校生であった。レコード盤を擦り切れるほど聴いた覚えがある。

        青春を代表する一枚である。

        特に好きなのが、ラストの「The Load Out」から「Stay」にかけてのメドレーである。

        ぞくぞくと鳥肌が立つ感覚。久々に思い出した。

        バックのローズマリー・バトラーの歌がジャクソン・ブラウンを支えている。

        圧巻の歌の力だ。そして、奏でられるスライドギターの音色にノックアウトだ。

         

        そして、今日はローリング・ストーンズの2016年発表の「Totally Stripped」(ライブ盤)を聴いている。

        やはりR&Rの王者はストーンズであることを再確認させてくれる。

        個人的には「Dead Flowers」がお気に入りだ。

        ミック・ジャガーは稀有なシンガーだ。決して美味いといえる声ではない。

        だが、一たび彼の喉から放たれた言葉はルーズなロックのメロディと相俟って、心地よいスイング感を与えてくれる。

        これがR&Rの神髄だろう。

         

        NO MUSIC NO LIFE。 

        今日も僕は音楽にどっぷりと浸る。

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        天からの贈り物 
        音楽 / カーソン・ライダー 
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          2007年からロンドン・フィルの首席指揮者を務めているウラディミール・ユロフスキベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聴いている。

          ピリオド奏法を意識しながらも、特定の楽器の響きを強調することのない淀みのない曲展開は新鮮であり、流麗ですらある。

          ノリントンの指揮する「英雄」とどこか共通するものがある。

          私はいろいろなジャンルの音楽を聴く。

          ポップスも勿論好きだが、クラシックには叶わないと感じることが最近は多い。

          以前にも書いたが、耳に馴染むということは飽きるということでもある。

          だから「流行歌」なのだ。

          流行歌に人を変える力はない。所詮、消耗品の役目しか果たさない。そういう運命なのだ。

          だが、クラシックは違う。

          特に、自分にとってのベートーヴェンの楽曲の中でも、交響曲は別格の存在である。

          今、聴いている英雄=シンフォニア・エロイカもその一曲である。

          自分の人生そのものに大きな影響を与えてくれた曲である。

          そんな馬鹿なと人は言うかもしれないが、事実である。

          ベートーヴェンを聴こうと思ったのは偶然であり、精神的にも危うい時期と重なっていた。

          CDショップの試聴機に誘われるように足を運び、ヘッドフォンを耳にあてた瞬間、ショックを受けた。

          その時は確かピアノ協奏曲1番だったと思う。バレンボエムによる指揮と演奏であった。

          まさに天から与えられた音楽があった。

          それからクラシック中心に音楽に親しむ毎日を過ごしている。

          べートーヴェンの音楽は飽きるということはない。指揮者や演奏者の解釈でいかようにも変化する。

          しかし、元の骨格である曲そのものの力は強靭であるので、ぶれない音楽としての力が確かに存在する。

          大袈裟のことを言うようだが、ベートーヴェンの交響曲を聴いたことのない人と、ある人とでは人生観が異なってくるとさえ思う。

          音楽の至福体験をしたかどうかの差である。

          聴いていない人はそれだけ損をしているということになる。本人が気づかないだけで・・・

          最近、聴いているのはサン・サーンスの交響曲4番「オルガン付」、プロコフィエフの「交響曲第5番」、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。ストレスから解放される時である。心から息がつけるひとときでもある。

          クラシック音楽と出会えてことに心から感謝している。

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          コープランドを聴く
          音楽 / カーソン・ライダー 
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            20世紀のアメリカを代表する音楽家の一人であるアーロン・コープランドの楽曲を頻繁に聴いている。

            バレエ音楽「ロデオ」「ビリー・ザ・キッド」が好きである。

            「ロデオ」を聴いていて、びっくりしたのは4つのダンスとして構成されている一曲の「ホウ・ダウン」である。

            何と、この曲は1970年代、プログレッシブロックの雄、EL&Pの名作アルバム「トリロジー」の中の同名曲の原曲だと分かったからだ。他にも「庶民のファンファーレ」がある。

            EL&Pの方が数段かっこよい仕上がりになっているので好きだ。

            そんな懐かしさを感じながら、曲を堪能している。

            映画音楽も担当し、アカデミー賞も受賞しているコープランドらしく、音像がくっきりと表れてくる印象である。

            何と言っても耳にしっくり馴染むメロディである。

            晩年のコープランドは12音的な技法に立ち返り、寡作になるのだが・・・

            個人的に一番好きなのは「エル・サロン・メヒコ」である。

            エキゾチックな香りが立ち込める佳品である。

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            プレートルの新世界
            音楽 / カーソン・ライダー 
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              「私は単なる指揮者ではなく、解釈者である。」

              今年の1月、亡くなったジョルジュ・プレートルの言葉である。

              形式的な演奏にとどまらず、独自の解釈による演奏には評価が分かれるところもある。

              だが、私にとって好きな指揮者の一人である。

              そのプレートルの「新世界」を聴いている。

              シュトウトットガルト放送交響楽団による1996年のライブである。

              同じプレートルの有名な演奏にパリ管弦楽団によるスタジ録音盤もあるが、また趣が違っていて楽しい。

              やはり、この演奏でもプレートルの面目躍如である。

              特に第4楽章。

              頻繁に動かされるテンポ。ドライブするオーケストラ。緊張と弛緩が連続しておとずれ、聞き手を感動の坩堝へと追い込んでいく。

              全体を通してみても、そのスピード感に圧倒される。

              ドヴォルザークのチェコの土着性など微塵も感じない稀有な演奏である。

              スタイリッシュという点ではカラヤンのベルリンフィルの演奏が大好きなのであるが、このプレートル指揮による演奏も魅力がある。

              それから、CDジャケットのプレートルのたたずまいがかっこいいのである。

              ジャケットの指揮者の姿でかっこいいと感じたのはクレンペラー以来である。

              カップリングのマーラーの交響詩「葬礼」もドラマ性を感じさせる見事な演奏である。

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              シューベルト弾き 田部京子のピアノ
              音楽 / カーソン・ライダー 
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                前回のブログの続編である。

                シューベルトの「白鳥の歌」であり、そのメロディの静謐さを湛えた美しさはシューベルトの楽曲において最高峰ともいわれているピアノソナタ21番を早速聴いた。

                日本の誇るピアニストの一人である田部京子の演奏である。

                録音は1993年。

                この演奏において、ニューヨーク・タイムスでも「新たなシューベルト弾きの誕生」と絶賛紹介された。

                なるほど、素晴らしい演奏である。

                第1楽章は楽曲の内面に隠れている美しさを引き出すようなタッチであり、第2楽章においてはさらにそれを深化させている。

                第3・4楽章においては一転、伸びやかでコミカルなかわいらしい表情も見せてくれる。

                その指さばきは見事である。

                今までは、自分にとってこの21番の決定版は、ベルマンの演奏であった。

                田部京子以上に、第1・2楽章はピアノのタッチを極力抑えた内省的な演奏である。

                それがもどかしいという人もいるであろうが、自分の描くシューベルトの音像には一番しっくりくるものであった。

                だが、今日聴いた田部京子の演奏はそれに負けずと劣らぬ名演である。

                楽章ごとのメリハリという点ではベルマンの演奏を数段上回っている。

                しかし、一番驚いたのはカップリングされている「3つのピアノ曲(即興曲 遺作)」である。

                まさに死の間際に書かれた作品である。

                シューベルトが自分の死を予測していたとは思えないが、その曲想は根底にメランコリックな仄暗さを湛えながら、時折見せる明るさや激しさ、ハッとするような転調や抑揚など、自由度の高い楽曲となっている。

                この曲でも田部京子の演奏は際立っており、その表現力に圧倒された。

                しばらくは聴いていたい名演である。

                 

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                シューベルト生誕220周年
                音楽 / カーソン・ライダー 
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                  今年はシューベルトの生誕220周年である。

                  今日の読売新聞に興味深い記事が載っていた。

                  1980年にアジア人初のショパン・コンクールで優勝したダイ・タイ・ソン(ベトナム出身)さんの言葉である。

                  「大切な何かを失った後、涙が乾ききって深い痛みだけが残るのに、心に平安を感じさせる。人生の痛みを訴える内向的な音楽だが、ベートーヴェンが人類愛を掲げて痛みと戦うのに対して、シューベルトに怒りはなく、自分の世界に籠って死を見つめる。」

                   

                  その言葉を象徴しているのが、以前にこのブログでも紹介したピアノソナタ21番である。

                  仰ぎ見るべートーヴェンのピアノソナタの楽曲群を超え、シューベルト独自の世界観を見事に描き切った楽曲である。

                  この曲の美しさはたとえようもないものである。

                  それは悲しみと表裏一体の儚いものをいとおしむような美しさである。

                   

                  個人的に一番好きなのはベートーヴェンであるが、一番美しい楽曲はシューベルトの創造したものであると思う。

                  今日は、久々にピアノソナタ21番に心をゆだねたい。

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                  SPLIT COCONUT
                  音楽 / カーソン・ライダー 
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                    数日前、柳ジョージの音楽について書いた。

                    その柳ジョージは和製クラプトンとよばれ親しまれてきたわけだが、実は、本人はクラプトンはあまり好きでなかったということを音楽雑誌で述べている。

                    好きなのは「デイブ・メイスン」であると。

                    デイブ・メイスンはスティーブ・ウィンウッドも在籍していたトラフィックのギタリストであった。

                    1970年代にどちらかといえば実験的なサウンドで人気を博したバンドあること知ってはいるが、じっくり聴いたことのないバンドである。スティーブ・ウィンウッドといえば、クラプトンと結成した「ブラインド・フェイス」が有名であり、そちらの方は聴いたことがある。

                    柳ジョージつながりで、初めてデイブ・メイスンのアルバムを聴いてみた。

                    1975年に発表したソロアルバム「SPLIT COCONUT」である。

                    レイドバックしきったともいえるサウンドが耳に心地よい。

                    無駄に力んだところがなく、ブルースを基調とするギターの音色はすうっと体に入ってくる感じである。

                    ボーカルも歌心を感じさせる味わいで、柳ジョージと相通じる所もある。

                    バディ・ホリーのカバー曲である「Crying,Waiting,Hoping」。

                    「Give Me a Reason Why」「Long Lost Friend」。お気に入りのサウンドである。

                    夕暮れの空が紫色に移ろう頃に最適な音楽である。

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                    切なさに心締め付けられる・・・柳ジョージの名曲
                    音楽 / カーソン・ライダー 
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                      吉田拓郎と並び、我が青春の曲の中に柳ジョージの楽曲がある。

                      大学時代、大好きな女性がいたが、みごとに片思いをしていた。

                      そんなときに聞いていたのが「星空のサザンクロス」。

                      そんなことをふと思い出し、さっきI TUNESで衝動的に数曲をダウンロードしてしまった。

                      いま、傍らでかかっているのは「ムーンライト・アップ・ザ・ナイト」、武道館完全版versionである。

                      実にいい。自然と体が動くというかスイングする感覚。

                      柳ジョージならではのノリである。

                      日本人の琴線に触れるメロディ。それはどこかで「演歌」に似ているかもしれない。

                      心に馴染むのである。

                      詩も小難しさは一切なく、ストレートに届く。それがいい。

                      こういうアーチストが稀有になってしまった。

                      似たような曲調、バンドスタイル。金太郎飴的な歌詞。

                      作家の村上龍も語っていたが、極論をいえば、日本のポップスは瀕死に喘いでいる状態である。

                      たとえば、いま大人気の星野源の何がいいのかさっぱり理解できない。

                      歌詞の力ひとつとっても竹原ピストルの足元にも及ばない。

                      メロデイラインは個人の趣向があるだろうが、歌詞は決定的だろう。

                      話を戻そう。柳ジョージだ。筋金入りのブルースを聴かせてくれるアーチスト。

                      アルバム「VACANCY」収録の、ポップスの王道ともいえる「悲しき街角」のこのブルージーさは何だ。

                      実に秀逸である!

                      スローテンポの中にも、歌心満載の楽曲に仕上がっている。痺れる。

                      同じく「遥かなる夢」。切なさにぐっと心がしめつけられる。時よ止まれ。

                       

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