切なさに心締め付けられる・・・柳ジョージの名曲

2017.04.29 Saturday 10:52
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    吉田拓郎と並び、我が青春の曲の中に柳ジョージの楽曲がある。

    大学時代、大好きな女性がいたが、みごとに片思いをしていた。

    そんなときに聞いていたのが「星空のサザンクロス」。

    そんなことをふと思い出し、さっきI TUNESで衝動的に数曲をダウンロードしてしまった。

    いま、傍らでかかっているのは「ムーンライト・アップ・ザ・ナイト」、武道館完全版versionである。

    実にいい。自然と体が動くというかスイングする感覚。

    柳ジョージならではのノリである。

    日本人の琴線に触れるメロディ。それはどこかで「演歌」に似ているかもしれない。

    心に馴染むのである。

    詩も小難しさは一切なく、ストレートに届く。それがいい。

    こういうアーチストが稀有になってしまった。

    似たような曲調、バンドスタイル。金太郎飴的な歌詞。

    作家の村上龍も語っていたが、極論をいえば、日本のポップスは瀕死に喘いでいる状態である。

    たとえば、いま大人気の星野源の何がいいのかさっぱり理解できない。

    歌詞の力ひとつとっても竹原ピストルの足元にも及ばない。

    メロデイラインは個人の趣向があるだろうが、歌詞は決定的だろう。

    話を戻そう。柳ジョージだ。筋金入りのブルースを聴かせてくれるアーチスト。

    アルバム「VACANCY」収録の、ポップスの王道ともいえる「悲しき街角」のこのブルージーさは何だ。

    実に秀逸である!

    スローテンポの中にも、歌心満載の楽曲に仕上がっている。痺れる。

    同じく「遥かなる夢」。切なさにぐっと心がしめつけられる。時よ止まれ。

     

    いぶし銀 DEEP PURPLEの新譜「inFinite」 

    2017.04.22 Saturday 17:06
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      記念すべき1200件目の記事はDEEP PURPLEの20作目の新譜「inFinite」についてである。

      個人的にはリッチー・ブラックモアの弾かないDEEP PURPLEに存在の意味はないと思い、当然リッチー不在のアルバムは買わなかったのであるが、今回初めてその禁を破った。

      昨年、御大ジョン・ロードも死去し、その影は完全に薄くなっていたはずである。

      だが、今回のアルバムには心惹かれるものがあった。

      70年代回帰とも巷で言われているように、今のリスナーには古臭いハードロックにしか聞こえない楽曲が、実に心地よく耳に届く。

      特に、ドン・エイリーのオルガンやキーボードの響きはこれぞハードロック全盛期のその音を醸し出している。

      スピードナンバーがないのが不満ではあるが、イアン・ギランのタメを生かした余裕すら感じる歌い回しにも思わずニンマリしてしまう。

      スティーブ・モーズのギターもいい。

      どちらかというとフュージョン寄りの硬質な音色というイメージが今までは強かったが、ミドルテンポの楽曲では実に情感豊かなフレーズで聞き手を引き込んでくれる。

       

      「Time for Bedlam」「All I Got Is You」がお気に入りである。

       

      忘れてならないのがカバーアートの秀逸さである。カバーアートだけでジャケ買いしたくなるアルバムである。

      これがオリジナル最後のアルバムともいわれている。しみじみ味わいたいアルバムである。

      いぶし銀の光を放つ名作が誕生した。

       

       

       

      雨の日と月曜日は・・・

      2017.04.17 Monday 22:00
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        月曜日が嫌いだ。それに加え、夕方から本降りになり、これから明け方にかけて風雨が強まるという天気予報である。

        そんな憂鬱な気分を一掃するためには音楽の力が必要だ。

        腹にずしりと響く音楽だ。

        そこで、いま聴いているのが確か以前にも紹介したことのあるバーンスタインの指揮するショスタコーヴィチの交響曲5番とプロコフィエフの交響曲1番「古典交響曲」である。

        相性抜群のニューヨーク・フィルを率いての1959年の演奏である。

        ショスタコーヴィチの5番と言えば、何といってもムラヴィンスキーのレニングラード・フィルの演奏が秀逸であるが、この1959年のバーンスタインの指揮は異彩を放っている。特に4楽章の速さは他に追随する演奏がない。通常、11分から12分前後の演奏なのであるがなんと9分足らずである。

        確かに自筆譜が失われており、解釈が指揮者にゆだねられているとは言え、ものすごい速さである。

        重戦車が突き進むかのような勢いが感じられる。

        トータルでいえば、最高峰はムラヴィンスキーなのであろうが、このバーンスタインの演奏も時々無性に聴きたくなる。

        クラシック音楽に造詣の深い、私の知人は「ロック」だと語っていたが、頷ける演奏である。

        最後のティンパニ、バスドラの強打を最後の合図とするオーケストラの強奏はある意味カタルシスである。

        また、カップリングの「古典交響曲」もいい。

        4楽章合わせて15分足らずの構成であるが、意表をつくリズムがあったり、常に新鮮な躍動に満ちていたりと古典と名付けられているが実に溌剌とした楽曲である。

        繰り返し聴いているが、憂鬱な気分が少しずつ晴れてきた。

        クラシックのもつ力である。

        陰鬱の中にたたずむ美しさ ケーゲルの田園

        2017.04.11 Tuesday 23:20
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          昨日、今日と伝説ともいえるヘルベルト・ケーゲル「田園」を聴いている。

          最後の来日時の記録である。

          ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団による1989年 10月18日 サントリーホールでの演奏だ。

          伝説となったのは、その音のたたずまいである。

          「田園」にはあまりにもふさわしくない音色である。

          くぐもった響きの弱音で始まるところから「おやっ」と感じるのだが、その後でテンポアップするといっても晴朗さとは無縁の沈鬱ともいえる翳りをたたえている。

          しかし、柔らかな響きは端正で美しい。全くの飾りを削ぎ落した美しさである。

          それは第2、第3楽章でも同じである。

          全体を貫いている色調は暗い。数々の指揮者の「田園」を聴いてきたが、こんな「田園」は初めてである。

          だから、耳に残る。心に響く。

          「田園」にしては明らかに異質な演奏ではあるが、決して不快ではない。

          むしろ、心の奥にまでしみ込んでくるかのようである。

          1年後、自らの命を絶ったケーゲル。

          長い鬱病と闘ってきたとも伝えられる彼の心に映る田園とは安らかな地とは言えなかったのではないか。

          そんなことをふと考えてしまった。

           

          べートーヴェン唯一のオペラ フィデリオ

          2017.04.02 Sunday 17:27
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            オペラを聴いている。「フィデリオ」である。

            べートーヴェンの唯一のオペラである。

            内容は当時流行していた「救出」をテーマにした、「レオノール、または夫婦愛」という物語を台本にしたものである。

            オペラというとモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」「フィガロの結婚」などが思い出され、当時大人気を博していた。

            だが、ベートーヴェンはその作品を容認しなかった。理由は、その台本の不道徳性である。

            あくまでも自分の【理想主義】【啓蒙主義】を言葉を通じて表現するものとしてオペラをとらえていたのである。

            娯楽性ではなくあくまでも音楽における精神性を重視した。

            オペラの内容としては欠点だらけという指摘も受ける。だが、一方で、最後の歓喜に到達する従来のオペラの次元を超えた終わり方は見事である。まさにベートーヴェンのオペラに込めた理念が見事に昇華した印象を与えてくれる。

            生涯、愛した女性と結ばれることのなかったベートーヴェンにとってレオノーレとは彼の理想の女性像であった。

            そのためには、彼が選ぶオペラの題材の中に、不道徳なものが入り込む余地など微塵ほどもなかったのであろう。

            そこにべートーヴェンの魅力がある。

            ブロムシュタットの指揮

            2017.03.26 Sunday 19:13
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              先ほどのブログとの関連であるが、ベートーヴェンの命日ということで、いま「運命」を聴いている。

              ベートーヴェン交響曲全集の中の一枚である。

              交響曲全集は数種類持っているが、今日、選んだのはヘルベルト・ブロムシュタット指揮のものである。

              シュターツカペレ・ドレスデンとの録音である。

              思えば、ベートーヴェンの全集を初めて買ったのがこの録音盤である。

              ブロムシュタットは大好きな指揮者の一人である。

              クレンペラーほどの堅牢さはないにしろ、骨格のしっかりした安定した指揮ぶりでオーケストラを牽引する力は格別である。

              無駄を削ぎ落した、クリアでありながらシャープに切れ込んでくる演奏が心地よい。

              日本とも馴染みが深く、N響の桂冠名誉指揮者の称号を受容されたのも記憶に新しい。

              アメリカ生まれのスウェーデン指揮者ということもあり、北欧の作曲家のレパートリーも積極的に取り入れている。

              世評が高いのはサンフランシスコ交響楽団を指揮したニールセン全集である。

              特に第4番「不滅」のティンパニの扱いは凄いの一言に尽きる。

              「不滅」の代表作という評価を不動のものにしている名演である。

              3月26日 楽聖 ベートーヴェンの命日

              2017.03.26 Sunday 17:36
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                今日、3月26日はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの命日である。

                一年に数回、まさに熱病にかかるかの如く、無性にベートーヴェンを聴きたくなる時があるのであるが、今がまさにその時である。

                 

                毎日、飲んだくれている父と病気がちな母をかかえ、少年時代から一家を支えなければならなかった彼。

                演奏家、作曲家としてまさにこれからという時期に発症した耳の病。

                それを根治するために飲んでいた薬のために侵された病気。彼の残された髪の毛から分かるのは、それは薬でも何でもなくもはや体を蝕む毒であったことが証明されている。

                毎日襲う激しい頭痛と腹痛。

                また、愛する女性とは結ばれず、常にお金のことでも悩まされていた。

                彼の肖像画に見られる厳しい表情はあらゆる苦悩や苦痛を表したものではないかと思う。

                肺炎と腸カタルで倒れ、危篤状態の彼に届けられた出版社の一人から届けられた「葡萄酒」。

                「残念だね。もう遅いよ。」

                ベートーヴェンの最期の言葉となった。

                 

                苦闘の人生に中でつくりだした不滅の音楽たち。

                たとえば、交響曲5番「運命」。圧巻は第3楽章から第4楽章。

                ハ短調からハ長調へと駆け抜けていく快感。高揚感。

                音楽の至福が凝縮されている。

                 

                病気に苦しんでいる私に一筋の光を与えてくれた音楽がここにある。

                 

                 

                WALK THE MOON

                2017.03.19 Sunday 22:17
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                  JUGEMテーマ:音楽

                   

                  たまたまi TUNESを試聴していたら、何やら80年代風のロックを彷彿させるパワーポップを見つけた。

                  アメリカのバンド WALK THE MOONである。

                  バンド名の由来はポリスの名曲「Walking on the moon」である。

                  日本での認知はいまいちだが、本国ではベスト10にランクするヒット曲もあり、注目株であるようだ。

                  基本的にアッパーチューンが多く、乗りがよい。

                  春先にはうってつけの楽曲が多い。

                  早速、LINEのホームナンバーに「SIDE KICK」を選んだ。

                  懐かしさと新しさが奇妙に混ざり合ったナンバーが心地よい。

                  「ティンパニ・バトル」 ニールセンの交響曲4番「不滅」

                  2017.03.13 Monday 18:56
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                    JUGEMテーマ:音楽

                    デンマークの国民的作曲家であるニールセンの交響曲全集を購入した。

                    指揮は飛ぶ鳥を落とす勢いのあるパーヴィ・ヤルヴィである。

                    一番有名なのが俗に「ティンパニ・バトル」ともいわれる第4番「不滅」である。

                    個人的にも一番好きである。

                    親しみやすいメロディもそうであるが、やはりコーダの左右のティンパニの掛け合いは爽快ですらある。

                    第5番での小太鼓の扱いもそうだが、ニールセンの打楽器への思い入れの強さを感じる。

                    交響曲全集を買って気づいたのだが、1番・2番もなかなか捨てがたい魅力がある。

                    1番などは調性もはっきりしており、古典的な作風ではあるが「交響曲を書こう」というニールセンの新鮮な思いが伝わってくる。

                    決して派手さはないが、魅力的な作曲家である。

                    NEWPORT1958 モダンジャズの名盤

                    2017.02.08 Wednesday 22:22
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                      JUGEMテーマ:音楽

                       

                      ここ数日は大好きなクラシック音楽からは遠ざかっている。

                      無性にジャズが聴きたくなって、デイブ ブルーベック カルテットライブの名盤「NEWPORT 1958」を聴いている。

                      オリジナルの一曲を除いてすべてがデュークエリントンナンバーで構成されている。

                      それまでに演奏したことのない「昔はよかったよ」「ジャンプ・フォー・ジョイ」「Cジャム・ブルース」などが含まれており、粋にスイングする瑞々しい演奏が聴ける。

                      最大の聴きどころは「パーディド」であろう。

                      12分を越えるアップ・テンポのナンバーで、ポール・デスモンドのアルトサックスが絶妙である。

                      個人的に一番好きなのが最後の「Cジャム・ブルース」である。

                      ジョー・モレロのドラムをフューチャーした最高に生かしたナンバーである。

                      このカルテットの表の立役者はポール・デスモンドであることに異論はないが、土台を支えていたのはジョー・モレロのブラシを生かした技巧満載のドラミングにあったと思っている。

                      乗りが格段によくなった。(ジョー・ドッジには申し訳ないが・・・)

                      今日もこれから聴きながら眠りにつこう。


                      PR
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