JUGEMテーマ:日記・一般
新型肺炎コロナウイルスが猛威を奮っている。
専門医によれば我が国での感染者のピークは3月中旬から下旬にかけてと予想している人もいる。
北は北海道から南は沖縄まで感染者が出ている状況を考えれば、今感染者が出ていない都道府県にも波及するとみて間違い無いだろう。
インフルエンザ並みという医者がいるかと思えば、インフルエンザの10倍は怖いという医者もおり情報は錯綜している。
HIVの薬が効き目があるというニュースが流れているのを見て、インフルエンザ並みというのは楽観過ぎると感じている。持病を抱えている人は免疫力が落ち、多機能不全に陥り重篤化するということを考えれば、その薬が効果をもたらすのは至極妥当だと思うが、それだけ怖い病気ということにもなり、厚生省を初め国の生温い対応に怒りがこみ上げてくる。
昨日のニュースによれば、連日のコロナウイルスにおける対策会議(閣議)に割かれる時間はたったの15分未満。
そして、その後は安倍首相などはホテルで優雅に3時間のディナー。
その間にも感染者は増え、死者も出ている。そして、対応策として語った首相の言葉は「人混みの中に出ないように」
呆れてものが言えない。人混みを避けて通勤しろというのは働くなということであり、それでは生活できないでは無いか。
テレワークなどができるのはほんの一握りである。そもそも、国の初期対応のまずさ、クルーズ船下船者への対応が間違っていたから、こういうことになっているのだ。
初期の段階で中国からの渡航を全面禁止していれば良かったのだ。
二階幹事長などは人権人道問題などというが、国民の命よりの中国への体面を気にする人間に国会議員を務める資格などない。
また、陰性反応だった下船者をそのまま、公共機関を使って帰宅させたことで、その後陽性反応が出て感染が広まっているという事態にもアメリカなどの諸外国の危機感(帰国した後も14日間は隔離)を持った対応の違いをまざまざと見せつけれている。
東日本大震災時に政権を担っていた民主党を「悪夢」と散々非難しておきながら、自民党の今回の姿も危機感の欠如した緩み切った箍状態では無いか。
3月下旬までの1ヶ月間は、プロ野球のオープン戦を初め不特定多数の人々が集まるイベントは禁止するくらいの決断をなぜ下せないのか分からない。今、感染を絶っておかなければ、オリンピックの開催も泡と消える可能性は大である。