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怒涛のような1月が終わった。
精神的にも肉体的にも疲れ、なかなか思うようにブログを記す事が出来ない日々である。
だが、どうしても書かねばならないニュースに接し、憤りを抱えたまま思いを記す。
父親からの暴言・虐待で死んだ千葉の小学4年生の死についてである。
報道では父親からの傷害と言っているが、事実上の「殺人」である。徹底的に女児の心を痛めつけ殺したのだ。
しかも、今日、テレビ報道されていた新事実によれば、その女児が父親からの虐待案件をいじめアンケートで学校側に訴えていたにも関わらず、野田市の教育委員会は開示を執拗に迫った当の父親にそのアンケートを手渡したのだ。
全く開いた口が塞がらない。
私も35年という長きにわたり横浜市の教育に携わってきたが、あり得ない事である。
アンケートを取る時には、「絶対に秘密を守るから、苦しいことは打ち明けてね」と必ず子供達には伝える。
そうでないと、子どもは安心して心の内を見せることを恐れる。
保護を安易に解除した柏の児童相談所を始め、この教育委員会の子どもの命を守るという気概のかけらもない落ち度に激しい怒りを覚える。
はっきり言おう。
児童相談所と教育委員会は父親が子どもを殺すことに加担したのだ。責任はあまりにも大きい。
学校と教育委員会、児童相談所の連携がこれほどまでに疎かで軽視されている事が信じられない。
少なくとも、横浜市では考えられない。
威圧的な父親の態度に屈したことを弁明のように教育委員会の責任者は述べていたが、「ふざけるな」と言いたい。
そんな態度に屈することなく、警察とも連携を図り、女児の身の安全を守ることに最大限の努力をするのが教育関係者や教育行政の一番の責務である。
私はそうしてきた。かつて受け持った児童の中には児童相談所ではなくシェルターに匿われた児童もいる。
虐待を繰り返す父親には絶対に住所を教えない。そこは最低のルールでもある。
本当に怒りと同時に女児が哀れでならない。アンケートに書く時に、おそらく心の内を振り絞って書いたであろう。
しかし、その事が父親の怒りを買い、虐待の激化、殺人につながったのだとしたら教育委員会の犯した罪は計り知れないほど大きい。やりきれない思いでいっぱいである。