ウィンドウズパソコンの劣化の激しさへの怒り!

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    JUGEMテーマ:日記・一般
    なぜこんなにも劣化が激しいのか。ウインドウズパソコンのことである。
    信じられない。
    賞味期限はわずか10か月。
    起動してインターネットにつなぐだけで今や5分以上もかかる。
    ウインドウズ10のバージョンアップのうまみも全く理解できない。
    対してマックは5年使っているが、いまだに快適そのものである。
    ヨセミテへのバージョンアップもその良さは伝わってくる。
    ヘビーユーザーや専門家にしか分からないようなバージョンアップなんていらないのだ。
    以前のほうが良かったと思える部分も多い。
    仕事がら職場がウィンドウズ環境なので腹を立てながらも使っているが、呆れることが多い。
    スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツのテクノロジーに対する理念の違いそのものなのだろう。
    リベラルアーツとの融合に徹底的にこだわったジョブズの考えのもとは禅であり、カリグラフィーにいきつく。つまりはシンプルな美しさの追求である。機器のデザインにしてもフォントにしてもだ。対してウィンドウズは儲け一辺倒主義なので、そういう人間の感情に訴えかけるような斬新さは全くなく、凡庸であり、陳腐である。劣化が激しいのはそういう理由である。
    例えばプレゼンソフトにしてもパワポよりもキーノートのほうが自由度が高く圧倒的に使い易い。
    あと数年で定年だが、二度とウィンドウズは使わないと思う。
    マックのコールド勝ちである。

    チャイコフスキー交響曲第7番

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      JUGEMテーマ:音楽
      チャイコフスキーの交響曲第7番!?そんなのないよ。そういう声が聞こえてきそうだ。
      確かにチャイコフスキーの交響曲は第6番の「悲愴」までしかない。
      しかし、生前「人生」という7番目の交響曲づくりに着手していた。
      それも、スケッチ程度で放棄し、放棄したものがピアノ協奏曲第3番の第一楽章となって生まれた。
      しかし、ドラマは続く。
      1950年になって、作曲家のセミヨン・ボガティレフがこの協奏曲をもとに復元というか、素材を生かしながら新たな交響曲として誕生させたのである。
      それが交響曲7番である。
      ドミートリ―・キタエンコ指揮 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の演奏を楽しんでいる。
      後期の芳醇な交響曲(4番〜6番)と比べれば、作曲家の情念は影を潜め、スケールは小さい。しかし聴きごたえは十分にある。
      カップリングにはそのもととなったピアノ協奏曲3番も添えられており、興がそそられる。
      キタエンコのこのチャイコフスキー全集は現代においては新たな名作の仲間入りを果たすのではないかと感じている。
       

      熊本地震の被災地の方に届け!「雨に負けぬ花」

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        JUGEMテーマ:日記・一般
        熊本で起きた甚大な地震災害に言葉を失っている。
        いかに科学技術が進歩したとしても自然の力には簡単に押しつぶされてしまうのが私たち人間である。
        悲惨な映像や動画を前にして、なすすべもなく佇んでいる。
        そして、ふとサイモン&ガーファンクルの音楽が聴きたくなった。
        前に聴いたのが何年前かも忘れてしまっていた。
        いま、聴いているのが彼らのアルバムの中で一番好きなアルバム「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」である。
        数多あるあるすべてのアルバムの中で一番美しく、強いアルバムであると思っている。

        人生に与えられた役割が キングだろうがポーンだろうが問題じゃない
        喜びと悲しみの間に 引かれた線などか細いものさ
        そこで僕の空想は現実となる
        僕はあるべき姿となって 明日に立ち向かわなければ
        だからどこまでもどこまでも信じ続けよう
        僕の生命に終わりはなく
        そして、花は
        雨に打たれて折れたりしないのだと  
        「雨に負けぬ花」


        この歌詞を被災地の方に届けたい・・・

        僕にできることはたかだかこれだけのことだ
        でも負けないでほしい

        リンカーン弁護士シリーズ第2弾 真鍮の評決

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          JUGEMテーマ:読書
          久しぶりに長編ミステリーを読んだ。
          大好きなアメリカの作家 マイクル・コナリーのリンカーン弁護士シリーズの第2弾「真鍮の評決」である。
          ミステリーを楽しむというのは本好きにはたまらない娯楽であるが、それには条件がある。
          無条件で楽しむためにはある程度心に余裕がないとだめだということだ。
          何か心にわだかまりがあったり、人間関係のことでささくれだったりしているとミステリーを楽しむ気分にはならない。
          どちらかというと心が温かくなるような、またはシニカルな作品に手を伸ばしてしまう。
          自分にとっては「重松清」「白石一文」がその代表的な作家である。
          それはあくまでも個人的な見解であるものの、自分の今の精神状況を推し量るうえでは大きなバロメーターにはなっている。
          「真鍮の評決」の主人公は、ミッキー・ハラ―弁護士であるが、コナリーの著作ではおなじみのハリー・ボッシュ刑事、新聞記者のジャック・マカヴォイも登場するという豪華な顔ぶれとなっている。ただし、ジャック・マカヴォイは顔見せ程度ではあるが・・・
          しかし、顔ぶれもさることながら、内容は実に面白かった。
          外さない作家である。
          弁護をする際のとっておきの切り札「魔法の銃弾」の鮮やかさに加え、あっと驚く結末のひねり=ツイストの切れ味は流石である。
          一気読み確実である。
          ただ、そのひねりに比べて、黒幕である人物の犯罪動機の描き方がやや物足りないという印象を受けた。
          トリックやツイスト以上に動機や犯罪の背景を丁寧に描くことでミステリーのこくや深みは増していくのではないかと考えている。
          しかし、何はともあれ一級の作品であることには違いはない。

          愛なんて嘘

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            JUGEMテーマ:読書
            最近、ブログの記事を書くのが苦痛である。
            うまく言えないが、読んだ本の感動をそのまま伝えきることの難しさを感じている。
            それでも書いてみる。
            昨日、今日と近隣の図書館に行って、読書に耽っていた。
            白石一文の「ここは私たちのいない場所」「愛なんて嘘」(どちらも新潮社)を一気に読了した。
            圧倒的におもしろかったのは「愛なんで嘘」である。
            ここで描かれている恋愛は、狂気である。
            しかし、読み終えた後で不思議な共感を覚えるのは、現実の恋愛や結婚が打算やまやかしに包まれたものであるということに誰もが気づいているからであろう。
            狂気ではあるが純度は高い。そこに惹かれるのである。
            収められている6編のなかで一番のおすすめは「夜を想う人」である。
            失踪し離婚した元妻が数年に一度、戻ってきてはわずかな月日生活を共にするという男が主人公である。
            「私はひとりぼっちでいるとき、時々あざやかに自分がいるって思う。」
            それでも、誰かにそばにいてほしいと希求してしまうのが人間なのか・・・

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