極上のエンターテインメント 「新世界」

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    JUGEMテーマ:読書
    昨日のブログでも紹介した柳 広司「新世界」を読了した。
    堪能した。
    極上のエンターテインメントである。

    舞台は原爆を生み出した地。ロスアラモス。

    広島・長崎に投下された大量殺戮兵器・原爆を開発した天才科学者のそばで起きる不可解な一人の人間の殺人。
    この対比の妙。

    ミステリーでありながら、この小説は、制御不能の放射能のおそろしさを私たち読者につきつけてくる。

    熱線、衝撃波、放射能障害・・・すべては想像力の範疇を超えている。これまでの人類の歴史は想像力がつねに現実に先立つものであった。だが、原爆の誕生は人間の想像力を無効にしてしまった。何十万という人間を殺すことが、今では、いとも無造作にやってのけられる。この領域では、われわれの想像力や感覚能力 花を美しく感じ、子どもを愛おしく思う心 を拠り所にした制御力など、もはや効力をもってはいない。

    帯のフクシマ後の必読のミステリーという言葉も言い得て妙である。

    核反対をのべる専門書などよりもよほど説得力のある小説である。
    それは、ひとえに人間の内なる狂気を描いているからにほかならない。
    小説がなせる力である。



    成績・保護者への事前公開の愚かさ

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      JUGEMテーマ:ニュース
      横浜市教育委員会が、通知表を児童・生徒に渡す前に、保護者らに内容を確認させるよう、学校に指示していたことが分かった。市教委は通知表の記載ミス防止のためとしているが、事前に通知表を見た保護者から成績に関する苦情が相次ぐなど、学校現場に混乱が生じている。

      市教委が「事前点検」を指示したのは今年7月2日付の通知。小中学校、特別支援学校の市立全506校の校長あてに送った。「誤記載防止の大切な方策」として、事前確認を「必ず行う」よう求めた。

      しかし、都筑区の2期制の中学の場合、終業式1週間前の9月下旬に、通知表のコピーを生徒に配ったところ、保護者から「成績が低すぎる」といった苦情が40件以上相次いだ。校長室で約2時間にわたって成績の根拠を問いただす保護者もいたという。
       
      横浜市で教職につくものとしては何とも情けない話である。
      記載ミスの防止のために事前に保護者に見せるなど、とんでもない話である。
      教師は自らの責任において、厳然たる評価規準にもとづいて成績をつけている。
      教師も人間故、ミスをすることもある。
      そのミスを最小限度に抑えるために、学年間や管理職のチェック体制を設けているのである。
      評価の根拠はゆるぎなき規準に基づいてなされているはずである。
      その根拠を問いただされたときに、毅然と理由を示して説明するのがプロの教師の仕事である。
      今回の措置は、教育委員会が現場の教師を信用していない事がまず大きな問題であり、保護者迎合主義ととられても仕方ない。
      また、記載ミスを平気でおかす教師というのはプロとしての自分の仕事に無責任であると言わざるをえない。また、評価の在り方でつけこまれるなど、教師失格である。
      つまり、質の低下した教師が増えているのも事実である。
      しかし、採用しているのは教育委員会である。
      教師としての適性をきちんと見極められない委員会の採用の仕方にも問題がある。
      保護者に成績を事前に公開しなければならないということは、ますます教師の信用を失うことにつながる愚挙である。

       

      読書週間に考える 本こそ娯楽の王者

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        JUGEMテーマ:読書
        「街頭で娘が2人立ちどまって、一冊の本を見ている。一人が今買った本を仲良しの友に自慢して見せているのだ」。東京のニコライ堂に名を残すロシア人司祭ニコライは幕末に来日した。彼は娘らの見ていた本が歴史小説なのに感嘆する▲ニコライは街に庶民向けの貸本屋が多いのに目を見張った。「店を覗(のぞ)けば、手垢(てあか)に汚れぬまっさらな本など見あたらない。みな手ずれしてぼろぼろになっており……日本の民衆がいかに本を読むかの明白なる証拠である」▲背景には西欧のどの国にも劣らない高い識字率があったこともニコライは指摘した。しかも「最も幼稚な本でさえ半分は漢字で書かれている」のだ。彼は庶民が熱心に字を学び、読もうとする意欲に心底驚いたようだ(「ニコライの見た幕末日本」講談社学術文庫)▲幕末にやって来た外国人を驚かせた日本人の読書好きをほうっておく手はないのだろう。米ネット通販のアマゾンは世界でシェア6割を占める書籍端末キンドルの日本語版を近く発売、日本の電子書籍市場に本格参入する。国内関係業界からは黒船再来の声もあがる▲米国では大手書店を倒産に追い込むなど書籍流通に地殻変動を起こした電子書籍だ。小紙の読書世論調査では電子書籍を読む人はまだ14%という日本だが、すでに街角で娘2人がタブレット端末を見合う光景は珍しくない。さてこの黒船、読書維新を呼び起こすのか▲先の調査での気がかりは、むしろ書籍と雑誌を読む人が共に5割を切ったことである。ぴかぴかの新型端末もいい。だがぼろぼろの本を回し読みしたご先祖に読書の楽しさを教わりたい読書週間だ。

        今日の毎日新聞の「余録」である。
        個人的には電子書籍より紙ベースの本を愛好する。
        書斎の書棚に並ぶ本の数が人間の感性や想像力、知性を証明する鏡であると信じている。

        本が娯楽の王者であるという考えに揺らぎはない。

        たかが活字ではない。
        本がなければ自分の人生は終焉を迎えていたかもしれないし、今の職業についていなかったかも知れない。心に潤いを与えてくれたのも本である。

        今日も柳 広司の「新世界」(角川文庫)をむさぼるように読んでいた。
        実にわくわくする近現代史のひとつの闇をうかびあがらせるミステリーである。
        こういう本に出会える喜びがあるから読書はやめられないのだ。

        沖縄全首長によるオスプレイ配備撤回運動

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          JUGEMテーマ:ニュース
          米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備に反対する県民大会(9月開催)の実行委員会は25日、沖縄県内全41市町村の首長らが12月にそろって上京し、野田佳彦首相に配備撤回を直訴する方針を確認した。沖縄が一丸となって配備に抗議する姿勢を明確にするのが目的。米軍基地問題で全首長による政府への要請行動は珍しいという。

          実行委によると、12月17〜21日の間に全市町村の首長が首相に直接要請するほか、首相官邸前での座り込み、都内での抗議集会などを行う方針。首相要請では、全首長連名の建白書を手渡すことも検討しており、全県議や全市町村議長らにも同行を呼びかける。

          市長会と町村会は大会実行委の参加団体で、全員参加に向けた調整を既に開始。25日の会議で、実行委共同代表で、市長会長の翁長雄志那覇市長は「沖縄がまとまれば事態は打開できる。県民一丸となった運動を体現しよう」と述べた。

          また、年内中は大会実行委を継続させ、オスプレイと普天間飛行場(同県宜野湾市)の問題に特化して取り組む組織の設置についても協議することも確認した。【井本義親】

          たったいま届けられた毎日新聞のニュースである。
          日本政府の本当の姿が問われている。
          何に対しての本気かといえば、沖縄県民を日本国民としてみなし、日米地位協定の見直しおよび改善を含む、これからの日本とアメリカとの立場を対等なものとして考えようとしているのかどうかとういう姿勢である。
          対米追随・隷属の外交からの脱却である。
          真の独立国としての気概および国家戦略を示せるかどうかということである。

          とはいえ、今の政府ではこの課題は荷が重すぎる。
          内閣支持率も10%台に落ち込み、任命した大臣はすぐにやめる。
          任命権者としての首相の責任も問われている。
          情けない醜態をいつまで晒し続けるのか。権力にしがみつくだけの哀れな小役人にしか見えない。

          沖縄の明確な意思を茶をにごすような態度でごまかすのだけはやめてほしい。
          それが現政府の最後の務めであるくらいの覚悟を示してほしい。

           

          命を救うのか、殺すのか? どちらの立場に立つのか。

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            JUGEMテーマ:日記・一般
            子どものけいれん発作の場合、呼吸抑制が起こることもあるため、速やかに発作を抑える必要があります。酸素欠乏が脳に損傷をもたらす可能性もあるからです。発作に対応するための一般的な緊急処置を実践しましたが、その子の呼吸は止まってしまいました。そこで、補助器具を用いながらの人工呼吸が必要になりました。けいれんがひどく、ベッドの上で震え、身をよじるので、大変でした。

            難しい決断でした。けいれんを止める薬には、患者の呼吸数を減少させる副作用があります。しかし、けいれんは止めなければなりません。呼吸に悪影響があるとしても、薬の投与を続ける必要がありました

            けいれんは25分ほどで何とか治まりました。しかし、1回のけいれんとしてはかなり長い持続時間で、脳を損傷するリスクが高い状態でした。その間ずっと、人工呼吸も行っていました。呼吸補助を2~3分止めてしまうだけで、亡くなる恐れがあったからです。

            14時間の夜勤を終え、日勤のスタッフに引き継ぐ

            治療の途中で、女の子が8歳で、私の娘と同い年だということを意識し始めました。そのことが治療を続ける支えになりました。40〜45分間、人工呼吸を続けました。本当に疲労困憊(こんぱい)でした。

            すると突然、女の子の胸が動いたのです。人工呼吸を止めると、呼吸が戻りかけていたのです。さらに呼吸補助を続けると、少しずつ、自発呼吸を始めました。夜のうちには意識は戻りませんでしたが、容体は安定してきました。

            翌日の晩、午後6時に再び出勤すると、彼女は身を起こして、何か飲んでいます。その手を止めて私に笑顔を向けました。きっと前の晩に私の顔を覚えたのでしょう。簡単な診察をしてみました。確かに、彼女の命が救われたとわかりました。特に脳の損傷もないようでした。信じられないような奇跡ですが、ときにそうした幸運も訪れるのです。

            これは南スーダンの難民キャンプにおいて24時間体制のもと、夜間シフトを敷いて治療に従事している国境なき医師団のスタッフの声である。
            他国の子どもの命を救うために、疲労困憊になりながら人工呼吸をつづける医師の姿に胸を打たれる。救わねばならない命を救う行為。人間がもっている善意である。

            一方、自国民を3万5千人殺し続けているシリアのアサドのような人間もいる。

            どちらの側に立つのか。どちらの立場を支持するのか。
            常に自問しなければならない。

            シリアについていえば中国の企業が体制側に武器などを大量に供与していたことが分かった。
            そういう国が安全保障理事国として、シリア制裁に拒否権を3回も発動しているのである。
            思えば、天安門事件のとき、民主化を叫ぶ若者に対して戦車の銃口を向けた国家である。
            中国とシリアとは本質的には同じだということである。
            日本は隣国として中国との外交の在り方を真剣に考える時がきている。
            シリアへの武器供与に関してもはっきりと中国の対応についてNOといわなければならないのである。民主化に対する反動は国際社会においては許さざるべきことという毅然とした姿勢を見せるべきである。

             

             

            週刊朝日および佐野眞一の心に巣食う曲曲しい差別観

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              JUGEMテーマ:ニュース
              週刊朝日の橋下大阪市長に対しての人権侵害記事についての自分の考えを記す。 
              週刊朝日は確信犯的にノンフィクション作家の佐野眞一を使って記事を書かせた。
              そこにあるのは橋下氏に対する悪意である。

              総理大臣になろうとする者は出自を調べられるくらいの覚悟が必要と述べているが、出自については橋下氏自ら大阪府知事に立候補する際に街頭演説でのべている。
              つまり被差別地域出身であることをだ。

              普通なら、さぞ言われなき差別などを受けてきたであろうと好意的あるいは共感的に記すであろう。
              しかし、週刊朝日の論調は異なる。

              被差別地域で生まれ、父親がやくざで自殺したという暗い過去を持つ者=橋下氏は、その影響を受け攻撃的な人間となるという、とんでもない結論に帰結していく。

              成育歴がなにがしかの影響を人間に与えることは事実であるが、その過去をばねにして生きている人間のほうが多いという人間を寛大にとらえるという視点がすっぽり抜け落ちている。
              人間が出身や血筋で決まるという恐ろしい考え。
              そこにはたとえば犯罪を犯した人間はそういう負の過去を受け継いだ者であると断定していることに等しい。
              そして、更正は不可能という一連の考えが透けて見えてくるようだ。

              橋下氏はその記述を人格否定と述べているが、まさしく、差別思想に裏打ちされた人格否定であると同時に、被差別地域出身者に対しての曲々しい憎悪がうかがえる。

              週刊朝日と朝日新聞は編集権が違うなどと言っているが、朝日の考え方ととらえられても仕方がない。非常に残念であると同時に大きな怒りが心の中に湧き上がっている。

              巨大メディアが売れれば何でもありという考えで、一人の人間の人格を明かな差別観で否定するなど、決して許されるべきことではない。気に入らない人間は筆の暴力で葬り去ってしまえという考えはペンのテロリズムである。

              橋下氏の政治運営に対しておかしいと思うことがあるなら、真っ向からその点をつけばいいのだ。
              堂々と批判を書けばいいのだ。
              姑息な手段を弄して貶めようなど、文筆で生活の糧を得ている人間として一番卑しい行為だ。

              週刊朝日そして作家の佐野眞一は公の場で謝罪すべきであり、佐野眞一は筆を折るべきである。
              差別・偏見に黒く塗りつぶされた心で何を書くというのだ。
              自分が被差別地域出身でないから、書かれた人間の気持ちが分からないというのでは、あまりにもおそまつな想像力であり、作家として終わっている。

              大宅壮一が泣いている。

               

              ガリレオシリーズ 最新刊

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                JUGEMテーマ:読書
                ミステリーのシリーズ物が好きだ。
                外国ではコリン・デクスターのモース主任警部シリーズ、ジョイス・ポーターのドーバー警部シリーズ、ジェフリー・ディーバーのリンカーン・ライムシリーズなどが特に気に言っている。

                忘れてならないのはデニス・ルへインのパトリック&アンジーシリーズである。

                日本では先日紹介した柳 広司のジョーカー・ゲームシリーズ。
                そして、新刊が出たばかりの東野圭吾のガリレオシリーズがいい。

                ガリレオシリーズの最新刊は「禁断の魔術」とうタイトルがついている。
                魔術というくらいだから、テレパシー、透視などが扱われているが、それを天才物理学者の帝都大学の湯川がどう解明していくかが鍵である。
                事件そのものの解明以上に、被害者の深層心理をあぶりだしていく展開が興味深い。
                一気に半分を読み終えてしまった。

                台湾と時計の関係など雑学もちりばめられており、個人的にはそういった部分も楽しめる内容になっている。

                 

                アラーの神は少女を救った・・・

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                  JUGEMテーマ:ニュース
                  [ロンドン 19日 ロイター] パキスタンでタリバン勢力に銃撃されて重傷を負い、英国の病院で治療を受けていたマララ・ユスフザイさん(14)が、銃撃以降初めて歩けるまでに回復した。同病院の医師らが19日、明らかにした。

                  医師によると、ユスフザイさんは筆談が可能で、脳に損傷を受けているにもかかわらず、記憶にも問題はなさそうだという。危機を脱したわけではないものの回復の兆しを見せているとし、「今朝は助けを借りながら銃撃事件以降初めて歩いた」と話した。

                  タリバンを批判するブログを書いて脚光を浴びたユスフザイさんは今月9日、下校するためスクールバスに乗っていたところ、頭部や首を撃たれた。医師の見立てによると、至近距離からの銃撃だったとみられている。

                  アラーの神はマララさんを救った。
                  奇跡が訪れた。
                  タリバン勢力の理不尽な暴力は、真摯に女性にも教育をと訴える少女の命を奪うことはできなかった。
                  象徴的な話である。

                  暴力で人間を封殺することなどできないのだ。

                  マララさんの支援の声が世界中で湧き起っている。
                  その声は、パキスタンだけでなく、シリアや北朝鮮などの女性の命が軽視されている国々にも、いつの日かきっと届くと信じたい。

                   

                  「デバイス・エラーです。」WINDOWS PCのふざけた言葉

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                    JUGEMテーマ:日記・一般
                    スティーブ・ジョブズが語っていたように、パソコンはツールであるから、人間が自分の使いたい用途に合わせて使いこなさなくてはならない。
                    しかし、WINDOWS PCの最大の問題点は突然に暴走してバグを起こすことにある。
                    さっきまで正常に使えていたデバイスが突然使えなくなる。

                    「デバイスエラーです。」

                    意味が分からない。今や、そんな状況である。
                    DVDドライブが機能不全に陥った。
                    ライティングソフトも使えない。
                    デバイスをチェックすると正常に動いていますの表示。
                    どういうこと?
                    ふざけるな!の世界である。
                    結局外付けのDVDドライブがあったので急場をしのいでいるが、エラーの原因は永遠の謎である。

                    機械だから不具合が起こるのは仕方ない。
                    しかし、あまりにも寿命が短い。
                    購入してたった1年足らずである。

                    PCに愛着をもたない技術者が金儲けだけでつくるからこういうことになるのだろう。

                    MACも持っているが、一度もそういう不具合は起きていない。

                    巷ではWINDOWS 8と言っているが、98のころの勢いは完全に失せた。
                    マイクロソフトの純利益が30%落ちたという報告がなされたばかりである。
                    19年連続長者番付にビル・ゲイツなどというニュースを聞くと、ジョブズとの差がくっきりと浮かび上がってくる。拝金主義のPCなどいらない。余計なことはさておいて、故障やバグの少ないPCをシンプルに創ってほしい。

                    そうでないとマイクロソフト陣営は近いうちに終焉を迎える。 

                    規範意識の欠如したアメリカ軍の正体

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                      JUGEMテーマ:ニュース
                      米海軍兵2人が集団強姦(ごうかん)致傷の疑いで沖縄県警に緊急逮捕された問題で、仲井真弘多(ひろかず)知事は17日午前、森本敏防衛相と面会し、「綱紀粛正という生やさしい言葉でなく、もっと厳しい対応と、捜査への協力を強く米側に申し入れを」と要請した。「正気の沙汰ではない。ぜひ結果を出していただきたい」とも語った。

                      仲井真氏は「米兵による事件、事故の減少を何度も申し上げているのに、また起こっている。(日米)地位協定を改定しない限り問題は出てくる」と指摘。森本氏は「極めて悪質で卑劣な事件だ。あってはならない事件というレベルをはるかに超えている。米軍に指導の瑕疵(かし)があったとしか思えない」と応じた。仲井真氏は17日午後に在日米大使館を訪れ、ルース大使に「県民の米軍への信頼が失われる」と抗議した。

                      野田佳彦首相は17日、事件について記者団に「あってはならないことだ」と語った。訪仏中の玄葉光一郎外相は「綱紀粛正、再発防止という言葉では片付けられない。抜本的な対応策を考えていかなければ」と記者団に述べた。政府は来週にも開く日米合同委員会で再発防止を求める方針。

                      一方、吉良州司外務副大臣は17日午前、外務省にルース大使を呼んで抗議。大使はその後、記者団に「県民の怒りは理解する。捜査に全面的に協力する」と語った。

                      今回の事件は起こるべくして起こった事件である。
                      軍隊という組織は一番規範意識が強い人間を育成する場であるはずだ。
                      なぜなら、己の命を懸けて国のために戦うのであるから。
                      しかし、アメリカの軍隊というのはある意味規範意識や倫理観の欠如している人間が一定以上の割合で集まっている組織ではないかと疑う。
                      アフガンでの放尿事件、イラクの捕虜収容所での人権を無視した事件、そういう破廉恥な事件があとを絶たない。
                      再発防止というが、あまりにも再発が多すぎる。
                      今回の強姦致傷は衝動的な犯罪ではなく、計画的な犯罪である。
                      深夜、通りかかる女性に「ありがとう」といって近寄る。そして無理やり暴行を加える。
                      自分の性欲も制御できない人間が国を守るなどできるわけがない。
                      有事が怖いのではない。アメリカ軍の中の理性のきかない獣のような人間のほうがよほど怖い。
                       
                      アメリカ軍にはすみやかに沖縄から撤退してもらおう。
                      沖縄の女性が安心して暮らせる社会を築くのが日本政府の務めであろう。

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