日本の防衛に沖縄は不要 アメリカの外交文書公開

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    佐藤栄作政権が沖縄返還の対米交渉を本格化させる直前の1967年1月、沖縄駐在の米高官が外務省幹部に「日本の防衛ということなら沖縄は要らない。沖縄の基地を必要とするのは極東の安全のためだ」と言明、沖縄を日本防衛ではなく極東戦略の拠点に位置付ける姿勢を明確にしていたことが、31日公開の外交文書で分かった。

    日本政府は沖縄駐留米軍を「日本防衛に必要な抑止力」としてきたが、米側はむしろ極東全体をにらんだ安全保障上の地政学的役割を重視していた実態を物語っている。新型輸送機オスプレイの沖縄配備計画を進める現在の米軍戦略にも通底しており、論争を呼びそうだ。(共同)

    今までの日本政府の日本の防衛に関する見解を覆す大きなニュースが飛び込んできた。
    先日も石破元防衛相と森本現防衛相がテレビの討論番組に出演のおりに、オスブレイの緊急配備を日本防衛のための抑止力ということを強調していたが、この外交文書が示している事柄とかけ離れている。

    当時の自民党政権から一貫して知りながら国民をだましていたのかは判明しないが、沖縄だけでなく日本国民から見れば、アメリカの極東戦略支配の一翼を担わされていたことがはっきりしたわけである。

    この事実の野田総理をはじめ政府はどう対応するのか。

    何もできないのであれば、アメリカのアジアでの軍事支配に屈しているという構図になる。
    中国や北朝鮮とアメリカとの関係が緊張関係を高めているなかで、日本の立ち位置を求められているといってもいい。
    アメリカの軍事戦略に加担し続けるのか、否かである。

    極めて重要な問題である。


    なでしこジャパンのメダルは厳しい 澤の発言に喝!

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      JUGEMテーマ:スポーツ
      いよいよロンドン五輪が開幕した。
      その先陣をきったのが女子そして男子のサッカー予選である。
      そして、昨日なでしこジャパンの2戦目が行われた。
      相手は強豪 スウェーデン。

      接戦が予想されたがやはりスコアレスドローに終わった。
      結果オーライと考えるべきであろうが、試合に物足りなさを感じたのも事実だ。
      岡田監督時代の男子サッカーを見ているような錯覚にとらわれた。

      パスは通るが、綺麗につなごうという意識が強すぎて、ミドルレンジからのシュートが見られない。
      相手は女子サッカーでも屈指の高さを誇るチームだ。
      前半はただ精度のないクロスを上げるだけ。

      後半は崩す形を見せたが、FW陣のきれのなさが気になった。
      それから後半途中で交代させられた澤。

      試合終了後、監督に対しての批判ともとれる憮然とした態度や2位狙いで監督の思惑通りという発言は、卑しくも世界一になった主将のいうべきことではない。
      事実、ミスパスで決定的なチャンスを相手に与えた。
      田中にボランチを変えてから、見違えるような連動性がうまれたのだから、謙虚に反省すべきである。

      自分はこういう調子だと金メダルをおろか、何が起こるか分からない決勝トーナメントでは一回戦で姿を消す危険性もあると思っている。

      縦に切り込む前にもっとサイドをえぐらなければ、絶好調のフランスやドイツ、ましてやアメリカは倒せない。各国のリーグが開催される男子サッカーとの大きな違いは、ユーロやWカップに比べてオリンピックに男子はさほど重きを置いていないことである。日本は別だが。
      女子は違うであろう。

      無欲で勝ち取ったWカップとは相手の日本へのとらえ方が違う。
      そのためには澤のような発言を看過していたら勝てる試合も勝てない。
      澤選手にはもっとコンディショニングをあげろといいたい。
      昨日の試合は中盤が機能していないから引き分けたのだ。
      大野のシュートへの意識も低い。 カウンターを何度もくらったのもシュートで終わらないからである。

      小学生でも指導していることだ。
      ポゼッション率を最近試合中に伝えるが、スペインやバルサのそれとは意味が違うであろう。
      かつての岡田ジャパンの最初の頃の引いて守るチーム相手に意味のない横パスを見飽きている。
      昨日のなでしこは同じ轍を踏もうとしている。

      サッカーはシュートゲームである。

      オスブレイ・人工ミサゴが絶滅危惧種を駆逐する

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        JUGEMテーマ:ニュース
        米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが訓練で低空飛行を計画しているルートの下には、絶滅危惧種のイヌワシやクマタカ、ライチョウなど希少な鳥の生息地が数多くあることが環境保護団体「日本自然保護協会」の分析で28日、分かった。

        国の天然記念物で個体数が650羽と推定されるイヌワシは、12県で生息地が飛行ルートと重なっており、同協会は「騒音などの影響で、絶滅の危機に一層追いやられてしまう」としている。

        オスプレイ配備に伴う米軍の環境審査報告書で訓練に使うとしているのは沖縄に加え、本州、四国、九州の5ルートと奄美諸島付近の計6ルート。(共同)

        毎日新聞のニュースの目というコラムの中で、鳥越俊太郎氏が述べていたが、オスブレイの日本語訳はミサゴという鷹の一種であるそうだ。
        古くは万葉集にも出てくる。

        つまり人工的につくられた攻撃的な鳥形飛行機が本来なら守らなければならない生態系の絶滅危惧種である鳥を駆逐しようとしているということだ。

        日本の国民の命をないがしろにする政府にとっては絶滅危惧種の鳥を守るとか、環境に配慮するなどの考えは露ほどもないことは自明である。
        理由はアメリカが決めることだから。

        何とも情けない国に成り下がったものだ。

        昨日、野田首相は理想の国を映画「三丁目の夕日」になぞられて消費税増税の決断の正当性を高らかに述べた。夕日は沈む。その夕日とともに次の選挙で沈むのは野田民主党であることを深く胸に刻むことだ。

         

        奇跡の短編集 ロング・ロング・アゴー

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          JUGEMテーマ:読書
          重松清「ロング・ロング・アゴー」を読んでいる。

          6つの短編集である。

          重松清自身が次のように述べている。
          「僕たちは皆、数えきれないほどの 「会えない日々」を胸の奥に抱いて、それぞれの人生を生きている。再会できる相手より会えずじまいの相手のほうがずっと多いだろう。だからこそ、再会はなべて僥倖のドラマになる。」

          一気に200ページを読んだ。ちょうど半分である。

          一言でいえば、奇跡の短編集である。
          小説の成せる奇跡である。
          特に「永遠」は心に響いた。
          詳しくは書かない。
          描かれている世界は小さな小さな世界である。
          しかし、登場人物に悪い人間が一人も出てこない。
          みんな善意にあふれ、不器用ながらも嘘のない世界で懸命に生きている人間である。

          ある障害を背負った家族の子ども同士が挙式をささやかにあげる。
          その前日の家族の風景がいい。
          重松清の独壇場の描写である。

          そして、ラストのページでの奇跡。

          人が人を信じることで生まれる奇跡。出会いの奇跡。
          嘘や欺瞞の多い時代だからこそ、こういう奇跡を信じたい自分がいるのであろう。
          多くの人にこの一編だけでもよんでほしい。

          毎日新聞 藤原章夫氏のコラムから考えたこと

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            JUGEMテーマ:日記・一般
            あまりに暑いので台所のクーラーをつけたところ、21歳の長男が汗だくで帰ってきた。「わあ、やっぱり涼しいね」と感動しながらも、こんなことを言う。「お父さん、脱原発なのに、こういうの使って、矛盾してない?」

            それを「矛盾」ととるなら、矛盾でいい。いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。原発関係の企業や省庁に勤めていても同じだ。問われているのは、福島のような放射線汚染は未来永劫(えいごう)二度と起きないと言えるのか、ということだからだ。あるいは、最終処分場も決めず、見知らぬ未来の人々に核廃棄物を託してもいいのか、ということだ。エネルギー論というより個人の倫理が問われている。

            意見とは本来そうだし、特に倫理について語る場合、地位や経歴、立場、ふるまい、過去との一貫性にとらわれず、どこまでも自由であっていい。だから「電気自動車のCMに出ている坂本龍一が脱原発を語れるのか」「テクノポップで電気を使ってきた」という非難は、問われている問題の本質をぼやかすだけだ。【藤原章生】

            毎日新聞のコラム「憂楽帳」である。
            藤原氏の論理は明快であるし、その通りである。
            ただ、正直自分は全面的に共感できない部分もある。
            石原慎太郎が原発の問題を感情で考えてはいけないと息巻いた。
            しかし、人間らしさとは、まさに感情や情動に左右されるものではないか。
            原発再稼働に踏み切った野田政権とは民意という感情を排除していることに問題がある。
            そして、いつも原発をなくしたら電力が足りませんよと脅しをかける。
            全くの虚言であるのはわかっているが、その嘘で押し切ろうとする。
            ならば、フクシマの事故で故郷を失った人、今でも仮設住宅で生活を余儀なくされている人々。
            壊滅的な被害から回復できない東北の漁師さんの身になって、できる限りの節電をすることに決めた。
            最近、連日猛暑日であるが、我が家はクーラーのスイッチはつねにオフだ。
            オリンピックもできる限り見ない。
            脅しに屈したら負けだ。
            日本国民には知恵がある。みんなで、震災の人々の苦しみを分かち合おうとする気持ちもある。
            それを感情や情動で流されると笑うなら笑うがいい。
            日本人のよさとはそういうところにあるのだと私は信じている。

            朝日新聞のWEB論座に反原発運動は反政府運動であるという論評が載っていた。
            すべては読んでいないが、まさにその通りである。
            反政府運動とはいえ、政権を転覆させるというクーデターという意味ではない。
            しかし、体制側が国民の思いを無視して原発再稼働、オスブレイの強硬配備に突っ走っているのを静観できないというのが国民の意志である。

            この動きが無視できないのはイデオロギー闘争ではないところだ。
            生命を重視するのか否かの分岐点である。

            TPPの難題も野田は頭を抱えているが、以前自分はこのブログでジェネリック医薬品を排除することにつながり、国境なき医師団の活動など緊急援助の大きな妨げになると書いた。
            アメリカは強者の論理で押し切ろうとし、日本はただ追随するだけだ。
            これだけ弱者を踏みにじる政権も珍しい。 
            野田=NODA。野田政権はNOと主張することはローマ字の綴りが暗示している。
            YESに変えるとそれを不定する無を入れることになる。
            そうするとMUNODA。つまり無能だになる。
            いずれにせよ、どうしようもない政権なのだ。

            コンプライアンスの欠如 神奈川県警の不祥事

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              JUGEMテーマ:日記・一般
              神奈川県警大和署で三月、男性警察官四人が大和市内のカラオケボックスに署の後輩の女性警察官を呼び出し、集団でキスや服を脱がせるなどのセクハラ行為をしていたことが分かった。県警は四人を処分する方針だが、「検討の結果、刑事事件としては立件できないと判断した」と説明している。

              県警監察官室によると、四人はいずれも三十代で、大和署刑事二課の巡査部長(現在は県警暴力団対策課)と交通二課の巡査部長、刑事二課の警部補、刑事一課の巡査長。

              四人は三月上旬の午後、二十代の女性警察官を携帯電話でカラオケボックスに呼び出し、セクハラ行為をした。いずれも勤務時間外で、四人は飲酒していた。

              交通二課の巡査部長が携帯のカメラ機能で写真を撮る際、突然女性の顔にキスしたほか、刑事二課の巡査部長は「服を交換しろ」などと命令。女性がブラウスとジーンズを脱ぎ、交通二課の巡査部長のワイシャツとズボンに着替えさせた。ほかの二人は止めずに見ていた。

              四人は事実関係を認めている。

              女性が異動後の四月、上司に相談して発覚。「他の女性警察官に自分のような思いをしてほしくない」と話しているが、被害届は出していない。

              監察官室は「性犯罪対策専門の女性警察官が聞き取りをしたが、刑法や条例違反には該当しなかった」としている。

              全くどうしようもない馬鹿警官どもだ。
              先日の剣道日本一の警官の不祥事といい、神奈川県警の腐ったうみが一気に噴き出している。
              自分も公務員という立場である以上、常に税金で生計をたてているという自覚をもっている。
              お仕着せのクールビズに流されず、ワイシャツ、ネクタイという服装で夏季休業中であろうと勤務している。
              神奈川県の教職員の不祥事もあとをたたない。

              警察官ともども嘆かわしい話である。

              4人の警察官のした行為は言語道断、懲戒免職が妥当である。
              被害届がだされなければ済むという話ではない。
              コンプライアンス。規範意識の欠如した人間が悪とどう立ち向かうというのか。

              甘い処分で茶を濁すとしたらそれは神奈川県全体のモラルの欠如を他の都府県から笑われるだけである。

              最近つくづく思うのだが、どうしてこういう低能な馬鹿が警察官や教師で急増しているのか。
              ひとつは、職責の重さをわきまえていない心構えの欠如したサラリーマン感覚の人間が増えたということだと思う。
              正義とか聖職という言葉からまったくかけ離れた動機である。
               

              アサド政府軍 拷問の実態

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                JUGEMテーマ:日記・一般

                私が拷問を受けたのは2011年12月でした。バッシャール・アル・アサド大統領に反対するデモの途中で逮捕されたのです。15日間にわたって拘束されました。

                15日目に大統領の写真を突きつけられ、「神たるバッシャールの前にひざまずけ」と命令されました。私は「ひざまずく相手は唯一神以外にいない」と言い返し、写真を引き裂きました。激怒した連中は、気を失いそうになるほど私をひどく殴ったうえ、後ろ手に縛り、上官のところに連行しました。

                その上官は、連行された私を「坊や」と呼びました。いえ、本当のところは「坊や」ではなかったのですが、あまりにもひどい侮辱の言葉だったので、「坊や」と言われたことにしておきます。その上官はこう続けました。「大統領の写真を破ったり、大統領を侮辱したりする者は、その手を切り落とされることになっていることをしらないのか」

                私が「お好きなようになさってください」と答えると、階段の一番下まで蹴落とされました。そのあと目隠しをされ、はりつけの刑のように腕を縛られ、何かを手に巻きつけられたのです。後になって、それが電気雷管だったとわかりました。連中は盾のようなものを構えると、雷管を爆発させたのです。

                1分と経たないうちに、足に温かいものを感じました。私の血でした。ひどい出血で、私はついに気を失いました。

                気づくと病院にいました。連中は私を"用済み"とみなし、病院に放り込んだのです。手は形を完全に失っていて、どの医師も治療できる医療器具を持っていませんでした。結局、病院では止血をされただけです。激痛が続き、1ヵ月近くもの間、睡眠薬を飲んでも眠れませんでした。

                そんな状態に置かれていた私を友人たちが探し当て、裏口から連れ出してくれました。警備兵に見つかれば殺されてしまうからです。運ばれた先は民家でした。そこに待機していた医師からやっと治療を受けることができました。

                拘留施設では、罵倒と侮辱の言葉が飛び交い、収監者はひっきりなしに殴られ、はりつけの刑のように腕を縛りつけられます。つめをはがされた人もいます。むちで打たれた人もいますし、背骨を折られた人もいます。板状のものに収監者をうつぶせに寝かせ、板の両端を持ち上げて背骨を折るのです。

                連中はいろいろな方法を用います。私の手に巻きつけられた雷管は、TNT爆弾用の起爆装置で、長い導線の先に電源の取りつけられたものです。連中は、その電気雷管を起爆させたのです。指が3本吹き飛び、残りの2本も第2関節までがなくなりました。手のひらも大部分を失いました。

                拘留施設ではあらゆる拷問が繰り返されています。私が収監されていた小さな部屋には、230人が押しこめられていました。年寄りや医師の収監者もいました。顔見知りの医師もいました。なぜこんなところにいるのかと尋ねると、「君と同じ理由だよ 」という答えが返って来ました。

                私たちはいまも指名手配され、身の安全を脅かされています。

                上に紹介したのは国境なき医師団のホームページにある現地レポートである。
                2012年の現在の出来事であることが信じられない。
                テレビカメラの前ではスーツに身を包み、冷静な表情で反政府組織を断罪するアサドであるが、一皮むけが獣以下である。
                プーチンもそうだが、自分の思うようにならなければ徹底的に弾圧をする。
                そういう人間が一国のリーダーとして君臨することをどうしたら阻止できるのか。
                実現しつつある世界の民主化という流れが断ち切られていくような気がする。
                民間人をこれほどまでにサディスティックに痛めつける感覚とはなんなのだろう。
                しかも、同じ宗教の同じ国の民である。
                民間人にむけては化学兵器を使わないという報道官の言葉がむなしい。
                自国民だからこそ、反対勢力をかつてのカンボジアのポル・ポトのように根絶やしにするような気がしてならない。

                そして、わざと外国の軍事介入を挑発するかのごとき最近の攻撃の数々は一体何を表しているのか。世界遺産に指定されている都市も戦闘状態ですさまじい状況になっている。

                アサドの狂気と片づけるのはたやすいが、あまりにも常軌を逸している。
                かつてのフセインよりもひどいのではないか。
                国連は軍事介入の手続きをすみやかに行うべきである。

                何度も書く。評論家や知識人がきれいごとを並べている間に一体何人の子どもや女性、老人の命が犠牲になったのだ。クラスター爆弾をまき散らし、化学兵器の使用も辞さないという狂った指導者には話し合いは通じない。断固たる制裁措置が必要である。
                 

                強権恐怖政治 プーチンの正体

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                   【モスクワ共同】ロシア大統領選直前の2月、モスクワのロシア正教総本山の寺院で「マリア様、プーチン(現大統領)を追い出して」と歌い、逮捕された女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」のメンバーが、裁判所の予備尋問だけで来年1月まで勾留されることが24日までに決まった。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも思想信条を理由に投獄された「良心の囚人」として釈放を求めているが、プーチン政権は反政権活動家を厳罰で「黙らせる」(英紙)政策を推し進め早期釈放は望み薄だ。 冷戦時代が終焉を迎え、ペレストロイカという言葉の花が咲きロシアにも民主化がと考えていたら、いつの間にかプーチンの独裁政権である。恐怖政治と同義だ。 影での暗殺や都合の悪い事実の隠蔽工作は周到かつ狡猾。 シリアを擁護するのは自らも程度の差はあれ、国民に同様のことをしているということに他なるまい。 自分の考えと合わないものは牢獄へ平気で送り抑留する。 いつの時代のことかと背筋が寒くなる思いだ。 このロックバンドが反政権運動家だとしたら、誰でもが反体制派になってしまう。 こういう人権侵害を平然とやってのけるプーチンはかつてのスターリンと同じである。 北方領土問題でまともな話し合いのできる相手ではない。 どこの国もリーダーの質が低下していることが世界の不幸であり、流れなのか。

                  建前の対等関係 何も行動しない政府などいらない

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                    手元のスクラップ帳をめくると、ちょうど10年前の今日、国連で拷問禁止条約議定書案なるものの採決があった。これに米国が横やりを入れた。子細は端折(はしょ)るが、つまり採択の阻止に出た。9・11テロのあとタリバーン兵らを片っ端から拘束し、深刻な人権侵害が漏れ聞こえていた頃だ▼採決で米国を支持したのは、中国、リビア、イラン、スーダン、ウガンダ、パキスタン……などだった。ご存じのとおり、多くは人権の軽い国である。そしてこの採決では、日本も米国に与(くみ)した▼取材していて、人権問題の国際組織の人から「日本は今度もアメリカと共闘したね」と皮肉られたものだ。その後のイラク開戦でも日本はひたすら米に追随した。顔見知りの他国の記者から「従順すぎないか」などとよく突っ込まれた▼だから「対等の関係」など建前だと分かっていても、オスプレイ配備をめぐる野田首相には脱力した。「米政府の方針であり、(日本から)どうしろこうしろと言う話ではない」では、言いなりの中間管理職さながらだ▼条約上拒めないのと、何もしないのは違う。トップがこれでは沖縄の民意は米側に届くまい。「安全が確認されるまでは飛ばない」の説明も原発とウリ二つだ。その原発はあっさり再稼働した▼昨日の山口県岩国市への陸揚げを、投票が迫る知事選への損得でしか見ない政治家もいるようだ。場当たり的ではぐらかしの多い政治の先に、どんな国の姿があるのか。明るい想像が浮かばないのがつらい。
                    JUGEMテーマ:日記・一般
                    今日の天声人語である。 昨日記した自分の考えと全く同じ主旨である。 しかし、拷問禁止条約議定書なるものがあるとは知らなかった。 アメリカが横槍をいれるのは捕虜収容所での拷問などからも明らかなように、人権感覚が基本的に薄い国であるからである。 そういう国に追随、従属しているとみなされても仕方がないのが今の我が国である。 自民党を除く他の野党がなぜもっとオスブレイの問題に意義を唱えないのか摩訶不思議である。 増税反対だけ言っても誰もついてこない。 国益という言葉をうすのろの国会議員はしばしば使う。 では、クラスター爆弾を始め地雷撤廃、今日の拷問禁止などにことごとく反対しているアメリカの言いなりになって付き従うことが国益にかなうことなのか? 冷静に考えれば、国際社会から見た時、日本は自分で意思決定のできない頼りない国とみなされても仕方がないのではないか。 それこそ、国益をそこなうことではないのか。

                    オスブレイ搬入 野田首相の欺瞞 外交という名の米追従・隷属

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                      JUGEMテーマ:日記・一般
                      オスブレイが岩国に搬入された。
                      岩国市長や山口県知事の声、言い換えれば岩国市民の声を全く無視してである。
                      そのことを森本防衛相は「ほっとした」の一言で片づけた。

                      岩国市長はほかに別の言い方が岩国市民にあってしかるべきではないかと批判したが、そんな言葉を民主党の閣僚に期待しても無駄である。

                      昨日も書いたが、岩国の市民のことなど眼中にはない。
                      慇懃無礼な振る舞いは初めから想定済みであり、馬脚は舞台初めから表れていた。

                      なぜアメリカがオスブレイの配備を急いでいるのか。
                      簡単だ。
                      まず、対テロ戦争と位置付けたアフガンでの戦いで泥沼化を招いただけに終わったこと。
                      大量破壊兵器ありきでしかけたイラク戦争で全く戦果をあげるところか、混乱を招き、多数の民間人の犠牲者がうかれたこと。
                      つまり世界の警察という顔をしていた力がアメリカにはないことが国際社会に知れ渡り、逆にテロにより紛争を激化させたことが第一に挙げられる。

                      なくした強きアメリカを取り戻したいという映画「ロッキー」のような単純な論理である。
                      次は中国のいろいろな意味での大国としてのパワーに危惧していること。
                      北朝鮮の核開発に対峙するため。

                      つまり、きな臭い方向にいかないようにといいながらそちらの方向に舵をとろうとしていることは見え見えである。

                      シリアが内戦にもちいて非難されているロシア型のクラスター爆弾であるが、クラスター爆弾を世界中で大量に投下した国はアメリカであり、その投下国はベトナム戦争時のベトナムやラオスが圧倒的である。
                      アメリカとはそういう国である。
                      だから基地を貸与している日本も、このままの同盟関係ででいいのかという原点に立ち返る必要があるのだと思う。
                      初めから追従ありきの外交は外交とはいわない。
                      輸送機のルート演習にしても、同意が必要であることが昨日の毎日新聞ですっぱぬかれた。
                      つまり、安全が確保されない限りは配備に待ったがかけれらるということである。
                      野田政府は輸送機の配備はアメリカの問題であり、日本から一切物申せないと嘘をついた。

                      これだけインターネットが普及し、世界の出来事が瞬時にわかる時代にあまりにもお粗末な嘘である。国民を愚弄するのもほどほどにしろと言いたい。
                       

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