不愉快な出来事 あるソフトバンク営業店での話

0
    JUGEMテーマ:日記・一般

    の2月は予想外の大雪で幕を閉じようとしている。
    雪かきに追われた一日であった。
    それはよいのだが、不愉快なことがあった。
    ズバリ、接客態度である。

    それはとある横浜のソフトバンクの営業店での出来事である。
    対応している客に対しての接客を優先するのはよく理解できる。
    だが、待っている客に対して無視・無反応な営業店であった。
    対応している客だけが客ではない。
    しかも、中学2年生の子供にWIFIのi PHONEの月額8000円以上するコースを薦めていた。
    客は何も知らない母親と子供で、WIFIの速さを実際のインターネット検索で実演されて、速ーいなどとのたまっていた。当たり前だろ。

    しかしだ、社会人でもない中2の生徒がウルトラWIFIで、しかも携帯でインターネットを見る必要性など皆無であろう。普通のスピードで十分だ。42Mなど私も使っていない。

    あれもこれもオプションをつけては買わせようという相手の無知につけこんだ魂胆がみえみえで全くあざとい。次に待っている客のことは無視だ。
    おまけにパスワードの設定などにまで口出ししておせっかいをやいている。
    パスワードこそ個人情報だろう。「0809などどうですか」などとお前が指定してどうするのだ。
    それをただ聞いている親子の顔もばか丸出し。
    お前らはiPHONEなど使わなくていい。
    普通の携帯で十分用が足りるだろうがと内心毒づいていた。

    結局1時間待ったが、順番が回ってこず帰宅した。混んでいる病院以下の対応だ。
    せめて待ち時間は何分くらいですと教えるのが客商売だろう。
    ちなみに自分は次の番であった。

    自分はiPADをフル活用しているが、今日のニュースではKDDIからも3は発売される。
    絶対ソフトバンクでは買わない。
    一人の客の口コミがどんどん広がる怖さを知らないのだ。
    客をなめていると必ず事業はつまずく。

    スティーブ・ジョブズは草葉の陰で嘆いているだろう。
    「それぐらいは調べてから店に来いよ。何のためにAPPLEのHPはあるんだ」
    ジョブズは馬鹿な客にも容赦のない人であった。

    そういう嫌なことがあった日にはジョブズの痛快な語録を読むに限る。

     

    アカデミー賞に対して思うこと

    0
      JUGEMテーマ:ニュース
      昨日、アカデミー賞が発表された。
      フランスの無声映画「アーティスト」が作品賞を受賞した。
      アカデミー賞にはほとんど関心がないので、どの作品が受賞しようが、別に影響はない。
      ただ、アカデミー会員の平均年齢が62歳というのが気になった。
      新鮮な感性で映画を評価できるのだろうかという点である。
      今回も古き映画への郷愁が受賞のポイントらしい。

      そんな観点で決定されたら、どうしようもない。
      それを最大評価しているのが産經新聞である。新聞の顔ともいえるコラム「産経抄」である。
      しかも、冒頭に日露戦争時の無声映画を引き合いに出して、涙したとまで書いているのだから、産経の右翼的な思想がよくあらわれている。
       
      映画に話をもどす。主演男優賞は戦前ではジュージクルーニーかブラッドピットかという話題で持ちきりだった。自分は両者ともに受賞は無理だと思っていた。
      それはアカデミー会員受けしない役者であるからだ。イケメンだからだ。
      それは極論にしても、会員に喜ばれるタイプではない。ブラピなどは大根役者のイメージが離れないのではないか。
      映画に芸術性とか高尚なことを持ち出すとろくなことはない。あくまでも娯楽である。楽しめればいいのだ。

      この後、日本アカデミー賞も発表されるが、全くもって価値はない。
      大体、ドラマにしても映画にしてもほとんどがベストセラー本を下敷きにしたものであり、オリジナリティーのかけらもない。
      昨年の作品賞の「悪人」もそうである。
      重松清の原作の映画化された作品も多数あるがみな酷い出来である。
      脚本家が育っていない証拠であり、育ててもいないということである。

      ボロクソ言っているアカデミー賞であるが、外国語映画賞を受賞したイランの作品には期待している。イラン映画には日本人の琴線に触れる名画が多い。

      学力低下のニュースから  教師の質にも問題あり

      0
        JUGEMテーマ:日記・一般

        橋下大阪市長の小学生にも留年をという発言が物議を醸している。
        自分は個人的にはありだと思う。

        先日のニュースでも、現役大学生25%が「平均」についての正しい理解をしていないということが判明した。

        「平均」は全体数÷個数で求められる。小学5年生の内容である。

        そういう傾向だけ見て、ゆとり教育の弊害と短絡的に結ぶつけるのは違うのではないかと、今日の東京新聞のコラム「筆洗」では述べらている。

        原因はいろいろ考えられる。少子化が進むにつれて、学力がない児童生徒を受け入れる高校や大学が増えたことも一因である。

        フィリピンやバングラデシュの外国籍の児童の国では当たり前のように小学校で留年がある。
        だから、必死に学ぶということを現在日本の大学に留学して博士号をとるために学んでいる学生から直接話を聞いた。

        つまり、日本の学生、とりわけ、高校生や大学生は学びに対しての飢餓感もなければ、好奇心もうすれてきているということであろう。

        一方で、教える側の姿勢も問われているのではないか。

        教科書を教える姿勢が強く、その枠組みからはずれて自ら学びを切り開き、子供たちに魅力的な学習を提供していない教師が多すぎる。怠慢である。

        スティーブ・ジョブズも忌野清志郎の異端であった。
        異端児が世界を変えるのだ。
        その異端児が教育の世界から消えている。
        自ら貪欲に読書をし、学ぶ姿勢を捨てた教師などいらない。
        異端児を葬り去ろうとする横並びの旧態依然とした職員室の体質にも大きな問題がある。

        学力向上の成果を上げられない教師も、センターで1年間研修する荒治療も必要ではないのか。
        または給料の大幅カットなど。

        橋下氏の教育改革の発言におびえているのは自分に自信がないからであろう。
        情けない話ではないか。プロ意識の欠如である。
         

        シリア 医療を迫害の道具にするな!

        0
          JUGEMテーマ:ニュース
          国境なき医師団のホームページからのシリアの問題についてのレポートを紹介する。

          MSFフランス事務局の会長、マリー=ピエール・アリー医師は述べる。
          「現在のシリアでは、負傷者と医師が迫害され、治安部隊による逮捕や拷問に脅かされています。医療の場が迫害の道具として悪用されているのです」

          現在、MSFはシリア国内で活動を開始できない状況にあるが、国外で治療を受けている負傷者や、国内の医師たちから証言を得ている。シリア国内の異なる地域に住んでいた人びとによるこれらの証言は、医療活動が厳しい取り締まりの対象となり、負傷者への迅速な治療が妨げられていることを指摘している。 

          避難先の国でMSFの治療を受けている、ある患者は、こう証言する。
          「太ももにけがを負い、軍に捕まりました。頭と患部を殴打されましたが、知人たちの助けで何とか逃げ出したのです。苦労しましたが、治療してくれる人を見つけました。医師ではなく看護師です。ですが、麻酔の備えもありませんでした」

          シリアの治安部隊は、抗議活動やデモでけがを負った患者を探している。拷問や逮捕を恐れ、負傷者の大半は公立病院での治療を避け、入院する場合も偽名を使って身元を隠すことがある。また、捜索の目をそらす手助けとして、医師たちもときに診断を偽っている。負傷者が治療を受けているのは、医療従事者らが有志を募ってアパートや農場に設置した非公式の診療施設で、間に合わせの手術室を備えた簡素な外科施設は「移動病院」と呼ばれている。しかし、衛生状態が悪く、麻酔薬や薬剤、ガーゼなど最低限の医療物資さえ足りていない。

          ある医師は、匿名を条件にこう証言している。
          「治安部隊が移動病院を攻撃し、破壊していくのです。連中は住居に押し入り、薬剤と医療物資を探しまわります」

          秘密裏に医療活動を続ける医師たちにとって、最大の懸念は身の安全である。

          多くの医師が逮捕され、拷問を受けている。恐怖が支配する環境下で、当局の捜索を避けるために医療従事者と患者は絶えず移動しなければならず、治療にかけられる時間も限られている。特に大きな外傷の治療や術後ケアは極めて困難な状況にある。また、当局の目を逃れて活動する医療従事者には、シリア国防省が管理する国内唯一の血液供給機関、中央血液銀行から血液を取り寄せることができない。

          アリー医師はこう語る。
          「シリア当局は今すぐに、
          医療施設の中立という医の倫理を遵守しなければなりません。負傷者への迫害や拷問のない治療の場として、病院は保護されるべきです。医療従事者も、職務上の倫理規範に従ったがために、その命が脅かされるようなことはあってはなりません」

          数ヵ月にわたり、MSFは、シリア国内での負傷者の援助について公式認可を求めているが、これまでのところ成果は出ていない。MSFは、シリア国外で負傷者の治療にあたり、国内の医師たちの非公式ネットワークに、薬、医療物資、外科・輸血キットを提供している。


          医療施設の中立さえ守られない状況。
          医療を迫害の道具として用いている非道。
          逮捕や拷問のおびえの中で、移動しながら治療することの困難さ。
          血液さえも取り寄せることのできない人道のかけらもない政府側の態度。
          怒りがこみあげてくる。

          世間で誤解されているなかでイスラム教徒にとっての一番の恐れは来世で地獄の火に焼かれることである。
          この世で、罪なき人を火に放れば、来世では地獄の業火に焼きつくされるという考えだ。
          罪なき一人の命を殺せば、それは全人類の命を奪ったことと考える聖典クルアーンが教えるところである。
          ならば、なぜこのような事態が進行し、歯止めがかからないのか?
          審判の日の前には殺人が横行するという考え方が第一である。
          サハドは審判の日を前に狂気にはしっているのだとしたら、誰がその狂気をとめるのか?
          きわめて難しくも厄介な問題である。

          だからといって黙認している場合でもない。
          歯がゆいいら立ちが心を暗く覆うばかりだ。


          何度でも書く シリア体制派の非人道的行動

          0
            JUGEMテーマ:ニュース
             【カイロ共同】英国を拠点とする「シリア人権監視団」は25日、アサド政権の反体制派武力弾圧が続く西部ホムスなどシリア各地で同日、政権側の攻撃により少なくとも市民50人が死亡したと明らかにした。治安部隊側16人も死亡した。フランス公共ラジオが伝えた。

            一方、赤十字国際委員会(ICRC)は25日、ホムスのババ・アムル地区からの負傷者の緊急搬出などが難航していると述べた。24日には政権、反体制派双方の了解の下、初めて救急車を同地区に送り負傷者7人と病人20人を搬送したが、25日は双方との交渉がまとまらなかったという。


            今日のニュースだ。
            何度でも書く。
            シリアの体制派を国際社会の手で打破しなければならない。
            それはアメリカ流の戦争ではない。
            徹底した抗議行動を展開するべきである。
            これ以上、市民が殺されるのを黙認していることはアサド政権と同罪である。
            そのためには何度も言うが、拒否権を発動した中国やロシアの姿勢が問われているのだ。

            なぜ、中国やロシアに国際社会は一丸となって交渉できないのだ。
            国連の在り方そのものを考える時がきた。

            国連の安全保障理事国が世界を牛耳る体制など、世界のだれも望んでいない。

            何のための総会決議だ。
            法的拘束力をもたない決議など非人道的なアサドなどに通用するわけがない。

            一方で赤十字国際委員会や国境なき医師団の活動には頭が下がる。
            まさに命がけの救出活動や医療活動に従事している。

            しかし、日本は能天気である。
            ロンドンオリンピックをかけたサッカーの予選も大詰めだが、同組のシリアがバーレーンに負けて首位に立ったことに馬鹿騒ぎしている。それも大人であり、サッカー関係者がだ。

            呆れてものが言えない。自国が戦争状態にあり、国内の反体制派の市民が8000人以上無差別に殺されているなかで、モチベーションを高めて試合に臨めるほうがおかしいのであり、個人的には出場を辞退すべきであると思う。

            政治とスポーツを混同してはいけないのは理解できるが、市民への無差別殺戮をやめない国にオリンピックに出場する資格などあるのか。選手たちには気の毒だが、完全なレッドカードの
            所業である。


            いつまで続くのか シリアの無差別殺戮

            0
              JUGEMテーマ:ニュース
               【カイロ和田浩明】チュニスでのシリア反体制派支援国会合は、「人道に対する罪を犯した疑い」(国連)と批判されるほどのなりふり構わぬ武力弾圧を続けるアサド政権に、欧米、アラブの有志国が一致して圧力強化の決意を示すことが目的だ。しかし、ロシア、中国、イランがアサド政権支持に回る中、短期的に停戦やシリア国民への人道援助を実現するには困難が多い。

               24日の会合の主要課題である人道援助については、赤十字国際委員会がすでにアサド政権に、毎日2時間の停戦を呼びかけ交渉中だが実現していない。今後、国連とアラブ連盟がシリア問題の共同特使として任命したコフィ・アナン前国連事務総長が働きかけを行う。

               昨年3月に民主化騒乱が本格化して以来、弾圧や衝突による民間人や反体制派戦闘員の死者は、8079人(国連人権理事会任命の国際調査委員会調べ)。しかし、アサド大統領は自らの親族や少数派である出身母体のイスラム教アラウィ派を重用して、権力基盤の軍・治安部隊の忠誠心を維持している。

               一方、国民評議会を中心とする反体制派も一枚岩でなく、アサド政権が倒れたとしても、「アサド後継体制」の形が現時点では不透明だ。多数派スンニ派が離反兵士団体「自由シリア軍」の中核を占め、政権が崩壊した後に宗派間紛争が激化する懸念があることも、アラウィ派、キリスト教徒らを政権に引きつける作用をもたらしている。米政府高官などからは、アサド政権崩壊は近いとの観測が流れるが、こうした事情がアサド政権の基盤強化に一定の役割を果たしている。

               また、カダフィ政権が倒れたリビア同様、国際社会が反体制派を軍事支援する可能性については、北大西洋条約機構(NATO)が消極的で実現の可能性は極めて低く、アサド政権の強硬姿勢を変える手立てが見つからないのが実情だ。


              世界で一番安全な場所とよばれているアレッポ城門前の広場を有し、現有する最古の都市のひとつであるアレッポ市を擁するシリアで罪のない人の命を奪う暴力が止まらない。
              DAYSの3月号に子供が必死な顔で攻撃をやめてほしいというプラカードを掲げている姿が載っているのだが、やるせない気持ちになる。

              上記に紹介した毎日新聞の記事を読んでも、国や宗教間の思惑により、体制派を鎮圧する動きは簡単にいきそうもない。
              つまり、今後も無差別な殺戮が繰り返され、子供たちが死ぬということである。

              宗教がちがっても、大切なのは人命とりわけ未来を担う子供たちのいのちではないか。
              そんなシンプルで簡単なことがわからないほど世界は腐敗しているのか?
              中国やロシアの態度には本当に腹が立つ。
              シリアの体制派を支援し続ける限り、やはり社会主義とは危険な思想であるという認識を世界中の若者に与え、やがては孤立の道を歩むだけだ。
              日本は何をしているのだ?内閣支持率も30%を切り、他国の紛争などにはかまけていられないとでも、野田どじょう総理はのたまうのか?

              どうしようもない内閣である。


              瀕死の双六問屋 完全版だぜ

              0
                JUGEMテーマ:読書

                忌野清志郎「瀕死の双六問屋」読了した。

                実におもしろい。

                キヨシローの世界観が文章となって表出されている。彼独特のユーモアを交えつつ。

                一連のインディーズ発売となった十字架シリーズの顛末や彼の怒りなど、読んでいて興味深いものも多かった。

                自分も「冬の十字架」はよく聴くのだが、ジャケットに写っているのが国立の実家であり、ちょこんと置かれているトロフィーが、キヨシローが日本の音楽雑誌主宰のボーカリスト部門で2年連続して首位をとったものであるなど、忌野清志郎ファンにはたまらない一冊である。

                エッセイ形式なので読み切りなのもいい。

                キヨシローがオーティスやジミヘンの影響を受けたことは有名だが、ザ・バンドも好きだというくだりが書かれているのをみて嬉しくなった。

                自分もザ・バンドは好きだ。いぶし銀のようなロック。

                また聴きたくなった。

                「もしも、うんざりするような、ばかばかしいことがあったら、君ならどうする?一体何をする?
                 俺はそんな時はいつも放浪の旅に出るのさ。小さな荷物とギターをもって。」

                かっこいいぜ。キング・オブ・ロック。
                 

                ケニアの子供に車椅子を

                0
                  JUGEMテーマ:日記・一般
                  ボンボルル・ワークショップのアクセサリー100個につき、ケニアの子どもたちへ車椅子1台が届けられます。

                  昨年実施した、「ケニアの子どもたちに車椅子を届けよう!」キャンペーンでは、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

                  これは、フェアトレードに向けての活動を行っているピープルツリーの取り組みである。

                  自分も賛助会員になっているので、ペンダントを購入した。

                  小さな小さな活動である。

                  ボランティアや慈善活動を声高に叫ぶひとがいる。
                  自分は自分の身の丈にあった活動ができればそれでいいと考えている。


                  ACROSS THE ALLEY

                  0
                    JUGEMテーマ:読書

                    生まれて初めて洋書絵本を買った。
                    洋書は数冊持っている。
                    すべて画集である。

                    今回買ったのは自分が以前このブログでも好きな絵を描くE. B.ルイスの日本で未訳の「ACROSS THE ALLEY」である。
                    自分流に訳せば路地をはさんでとか、路地をまたいでとかになるのであろうか。
                    ルイスの絵もいいが、内容もとても素晴らしい。

                    路地を挟んでの二人の少年の交流である。
                    黒人とユダヤ人の白人。

                    二人の趣味は違う。黒人の少年は野球。白人の少年はバイオリンを弾くこと。
                    しかし、路地をはさんでの窓越しの交流から白人は黒人にバイオリンを渡し、黒人は少年にグローブを渡して変化球の投げ方を教える。

                    黒人のバイオリンの技術の高さを見抜いた白人のおじいさんには暗い過去がある。
                    第二次世界大戦時にナチスによって、バイオリンを弾くことを見とがめられ、指を破壊された。
                    そして、奴隷のように酷使させられたのである。
                    黒人の少年も告白する。
                    自分の祖父も奴隷だったと・・・

                    たかだか絵本と侮るなかれ。

                    実に深い奥行きに支えられた友情の絵本である。

                    くだらないタレント本のはるかかなた上を超えている。
                    エンディングのすがすがしさは心に余韻を残す。

                     

                    忌野清志郎の世界

                    0
                      JUGEMテーマ:日記・一般

                      前からほしくてたまらなかった忌野清志郎の永久保存版ともいえる初の作品集を買った。
                      そのタイトルもずばり「忌野清志郎の世界」である。
                      キヨシローのバイオグラフイーやステージ衣装の紹介などだけではなく、ライブ時の写真、学生時代の貴重な日記、そして、自分が最も気に入っているのが、キヨシロー自身が描いた絵である。

                      特に自画像がいい。

                      仲井戸麗一ことチャボや三宅伸治の自画像も掲載されている。

                      その筆使いは荒いが、色づかいは鮮明でゴッホの匂いも感じる。
                      黒の筆でささっと書いたと思われるイラストでは、自分の解説の付されており、シスラーなど印象派の影響もありなど、キヨシローの独特のユーモアも感じられる。

                      キヨシローを敬愛する著名人の寄稿文も味わい深い。

                      自分が一番感銘を受けたのは、吉本ばななの次の文である。

                      「どんなところを一番尊敬していたか。それは、なにものにも自分を譲り渡さず、どこにもポジショニングされず、誰にも媚びず、必ず自分の目で判断し、ユーモアを忘れず、直観の従うままに柔軟に変わり続け、常に創り歌い続けていとところだ。

                      彼の人生の旅は、誇り高く、人間らしく、そして何よりもすべての言葉を金にかえてしまう魔法のあの声を十全に生かしたものだった。

                      私もそうありたいし、あろうと思う。」

                      全く同感である。忌野清志郎は自分にとって最も影響を受けたアーチストの一人であり、人間だ。

                      いま、彼の「瀕死の双六問屋 完全版」を読んでいる。

                      失礼する。また会おう!まだしばらくは、君の近くにいるはずだ。
                       

                      calendar
                         1234
                      567891011
                      12131415161718
                      19202122232425
                      26272829   
                      << February 2012 >>
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recent trackback
                      links
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM