JUGEMテーマ:日記・一般
先日、テレビを見ていたら「何も言えなくて・・・夏」の大ヒットでなじみ深いバンドのボーカリストであった中村鋭一さんが出演していた。
覚醒剤所持現行犯で逮捕され、執行猶予つきの有罪判決というニュース報道以来のテレビの出演ということであった。
覚醒剤に手を出したのは大ヒット後に売れる作品が作れなくなったことへの不安と重圧ということであった。
視聴率にしても、売り上げの数にしても、ヒットチャートにしても「数字」に私たちの生活は踊らされており、振り回されているという現実がある。
たとえば、ブログのアクセス数にしてもそうだ。
このブログはいまや風前の灯である。
発信していても、誰もアクセスしてくれないという状況は正直寂しい。
趣味のひとつで片手間にやっていることでも一喜一憂してしまうのであるから、数字そのもので仕事が評価されるという矢面に立たされている人にとっては切実であろう。
いいものをつくっていればいいなどということを言える人は、一握りの富裕層でしかないだろう。
一方でブログを綴っていて見えてきた事実もある。
私が好んで取り上げる海外のミステリーやクラシック音楽というものにはおそらく平均的な日本人の関心が極めて低いということである。
もったいない話である。
決して日本のミステリーがおもしろくないとか質が低いと言っているのではない。
おもしろいミステリーは海外にも山ほどあるということを言いたいのだ。
Jポップだけではない素晴らしい旋律がクラシックの森の中に隠されているということを紹介したいのである。
しかしまあ、いくら言ったところで焼け石に水の愚痴であることには変わりない。
バックではジェフ・ベックのとんがったギターソロ「スリング・ショット」がアクセス数なんてくだらないと吠えている。
かっこいいなあ。