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数字に踊らされる生活

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    JUGEMテーマ:日記・一般

    先日、テレビを見ていたら「何も言えなくて・・・夏」の大ヒットでなじみ深いバンドのボーカリストであった中村鋭一さんが出演していた。

    覚醒剤所持現行犯で逮捕され、執行猶予つきの有罪判決というニュース報道以来のテレビの出演ということであった。

    覚醒剤に手を出したのは大ヒット後に売れる作品が作れなくなったことへの不安と重圧ということであった。

     

    視聴率にしても、売り上げの数にしても、ヒットチャートにしても「数字」に私たちの生活は踊らされており、振り回されているという現実がある。

     

    たとえば、ブログのアクセス数にしてもそうだ。

    このブログはいまや風前の灯である。

    発信していても、誰もアクセスしてくれないという状況は正直寂しい。

    趣味のひとつで片手間にやっていることでも一喜一憂してしまうのであるから、数字そのもので仕事が評価されるという矢面に立たされている人にとっては切実であろう。

    いいものをつくっていればいいなどということを言える人は、一握りの富裕層でしかないだろう。

     

    一方でブログを綴っていて見えてきた事実もある。

    私が好んで取り上げる海外のミステリーやクラシック音楽というものにはおそらく平均的な日本人の関心が極めて低いということである。

    もったいない話である。

    決して日本のミステリーがおもしろくないとか質が低いと言っているのではない。

    おもしろいミステリーは海外にも山ほどあるということを言いたいのだ。

    Jポップだけではない素晴らしい旋律がクラシックの森の中に隠されているということを紹介したいのである。

     

    しかしまあ、いくら言ったところで焼け石に水の愚痴であることには変わりない。

     

    バックではジェフ・ベックのとんがったギターソロ「スリング・ショット」がアクセス数なんてくだらないと吠えている。

    かっこいいなあ。


    コメント
    とても同感できる記事でした。
    私もYoutuberを8年程やっていますが、メジャーな曲を歌っていた時は登録者数が急激に増え、それが嫌になり登録者数を非公開にし、マイナーではあるけれど好きな曲をアップし続けたらびっくりする程、そのスピードが落ちました。

    日本人は、多数に属す事に安心感や共感が出来る人種なので、仕方ない事ですが、その落差に驚きましたね。

    数字では決して表せない感動や面白さを、これからも大切にマイノリティーライフをこれからも貫きます!

    ですので、これからも飽きるまでブログは続けてください!
    • 通りすがり
    • 2016/09/09 2:01 PM
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