<< ひたすらに美しい旋律  即興曲集に身を委ねる | main | 数字に踊らされる生活 >>

2013年 海外ミステリーのトップ 「六人目の少女」

0
    JUGEMテーマ:読書
    久しぶりにイタリアのミステリーを読んだ。
    ヨーロッパ各国で話題をさらい、名だたるミステリーの文学賞を受賞した「六人目の少女」(ハヤカワ書房)である。
    まさに、名作「羊たちに沈黙」を髣髴とさせる、緊迫度100%の高純度サイコミステリーである。
    森の中で見つかった六本の左腕。
    しかし、誘拐された少女は五人であると判明。一体六人目の被害者は誰なのか?
    謎が新たな謎を喚起して、高速に展開していくさまは圧巻。
    終盤には不思議な霊能力をもつ修道女の登場など、普通の警察小説では見られないような独自な世界観が構築されていく。
    しかも、その展開の背景には大きな意味が隠されている。
    畳み掛けるようなひねり。ディーバー顔負のツイストの切れ味。
    そして、驚愕のラスト。
    まさに驚愕で、しばらく呆然としてしまった。
    「何もかも最初から変わってないと。」

    2013年の海外ミステリーのNO.1であると断言したい。

    ただし、タイトルは本作の原題である「ささやく者」のほうがよかったのではないかと個人的には思っている。
    読者の想像力を刺激するという意味で・・・

    超絶のおもしろミステリーの誕生である。

    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    calendar
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930     
    << September 2019 >>
    selected entries
    categories
    archives
    recent comment
    recent trackback
    links
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM