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村上春樹の世界にはまっていく

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    JUGEMテーマ:読書
    精神的に落ちているので、なかなか読書がはかどらない。

    いま、読んでいるのは「ねじまき鳥 クロニクル 第3部鳥刺し男編」である。
    半分くらい読んだ。

    ねじまき鳥 クロニクルの物語の核は突然失踪した妻 クミコを岡田トオルが取り戻せるか否かという極めてシンプルなものである。

    ただ、その核を取り巻く不思議な登場人物がつむぎだすエピソードがおそろしくも強い力をもっている物語である。

    たとえば、赤坂ナツメグが語る、戦争時の日本兵士による満州 新京の動物園での猛獣の虐殺シーン。

    兵士としての存在理由を失った兵士が、虎や熊を銃殺する場面。
    死んだ虎を恐る恐る確認する若い兵士の姿に、死におびえる人間の本質的な弱さや無力感というものを説明するとしたら、こういう表現になるのではないかということをつきつきられる。

    村上春樹の世界の深みに足をとられて身動きできなくなる。

    しかし、それは本好きにとってはある種の陶酔感を伴う心地よい世界でもある。

    残り250ページ。どんな結末を迎えるのか。楽しみながらページを捲ることにしよう。

    コメント
    尖閣騒動の煽りで中国の書店から自分の作品が消えたと嘆く、朝日新聞への寄稿を読んで、加害国と被害国との区別もつかぬ村上春樹の幼稚なレベルに驚いた。
    丹念に読むと「騒ぎを煽る政治家や論客」への注意を呼びかけるなど、暗に尖閣の国有化を進めた自国を批判している。だから中国メディアはこれを歓迎し、全訳まで配信した。
    その直後にノーベル文学賞を逃したのはよかった。
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