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切ないよ。悲しいよ。−VOICE−
作家 / カーソン・ライダー 
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    「いま、会いにいきます。」でお馴染みの市川拓司の処女作であり、文庫化された「VOICE]読みました。
    愛する人といつまでも一緒に寄り添って生きていたいという一体感への渇望と、愛するゆえに別離を選ばざるを得ないという心苦しさの中で、ストーリーは静謐な文体とともに展開していきます。
    最期の悟と裕子の電話での別れの場面は心に痛さを伴って突き刺さりました。
    「俺は、いまでも五十嵐さんのことを想っているよ。だからー。」
    「わたし」彼女が僕の言葉を遮るように言った。そして、僕は突然悟った。
    彼女は僕の知らない遠い場所へ行こうとしている。彼女の心の声がそれを告げていた。
    「私は」彼女が言った。
    「井上君のことを忘れたことはないし、これから先も絶対忘れないと想う・・・」
    ぼくは失い、失い続け、そしてまた大事なものを失おうとしている事実に、打ちのめされそうになった。「ぼくらは、もう一緒になることはないんだね。」
    やがて、裕子が涙で震える声でこう言った。
    「井上君の声が聞けてよかった・・・井上君が私の名前を読んでくれて、すごく嬉しかった・・・・・」(ほんとうは、一度でいいから「ゆうこ」って呼んでほしかった・・・)
    そして、小さく、さよならと囁く彼女の声が聞こえ、電話は途切れた。
    ここだけ読むとただの恋愛小説のくだりじゃないかと思うでしょうが、主人公の悟(井上君)は裕子の心の声が聞こえるからこそ、別れを選択するのです。愛する人の心が聞こえてしまうことの苦しさ。加えて、悟は肉体だけでなく精神も病んでいる・・・
    読んでいて辛くなりました。愛するがゆえに別離を選ぶ。自分には経験のないことだけど、胸が苦しくなりました。
    裕子が悟にあてた最期のVOICEとは。僕は正直泣きました・・・
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