JUGEMテーマ:読書
基本的にビジネス書や経営に関する本は読まないのですが、つい帯の言葉に惹かれて衝動買いした本があります。
帯の言葉とは『鳩山首相が所信声明で絶賛したチョーク工場の経営者の本。』
私の仕事柄、チョークという言葉がひきつけられるキーワードとなりました。
本のタイトルは「働く幸せー仕事で一番大切なこと」です。
日本理化学工業株式会社は従業員74名の中小企業です。
しかも、社員の7割が知的障害者です。これだけでもまだまだ知的障害者の方に対しての偏見があるわが国において驚くべきことですが、もっとびっくりしたのは、チョーク製造のシェアは業界トップ。
つまり、品質の高さが極めて高いという証明でもあります。
その秘密がぎっしり記された優しさに満ちた強い本です。
この本の中には、紹介したいエピソードがたくさんあるのですが、何回かに分けて紹介したいと思います。
今や世界的な構造的不況は「派遣切り」の言葉に象徴されるように、利潤追求第一がもたらした「排除の論理」だと日本理化学工業株式会社の会長であり著者でもある大山 泰弘氏は述べています。
だから、働く側が幸せを感じることのできない閉塞感に追い込まれている状況であるとも・・・
そして切られる対象者の一番が知的障害者とも述べています。悲しい国に成り下がったものです。
民主党の掲げる友愛社会の言葉が空回りをしているかのようです。
しかし、大山氏はこう述べます。
古来から日本には「共生の思想」が根付いていると。つまり、今の状況を打破し、働く喜びを共有する可能性がのこっているということを、えびす様をたとえにして述べています。
七福神のひとりであり商売繁盛の神であるえびす様は神話によれば、身体障害者でした。
今で言う小児麻痺のような病だったそうです。そして、生まれてすぐに笹舟に乗せられ、流されてしまったのです。流れ着いた先は瀬戸内海。笹舟を見つけた漁師が、かわいいということで自分で育てることにしました。そして、周囲の人たちも「神様」として祀ったそうです。
その理由とは病のために足を失っていたえびす様の姿から「お足が出ない」つまり、お足とはお金のことを意味し、それが出ていかないので、有難いと思うというところから生まれたそうです。何とも、ユーモアと優しさが、感じられるエピソードです。つまり、大山氏いわく日本人の中にはそういった根本的な共生の精神が備わっているということです。
私は、このエピソード一つだけでも、この書は本当に読む人々に勇気を与える書だと思いました。
この本の推薦者に村上 龍がいますが、その推薦文に、「同情ではなく支え合う」と記してあります。
一体、この日本に大山氏のような経営者や管理職が何人いるのでしょう。
目先の利潤や評価にとらわれて、人を機械の歯車のごとく考え、使い捨てていく・・・。
経済とは「経世済民」の略です。つまり、明治維新をおこした志士たちは、国を治め、民の苦しみを救う」という気骨をもっていろいろな産業を興してきたわけです。それが失われている今だからこそ、この本は大きな意味をもっているのだと深く感銘を受けました。
基本的にビジネス書や経営に関する本は読まないのですが、つい帯の言葉に惹かれて衝動買いした本があります。
帯の言葉とは『鳩山首相が所信声明で絶賛したチョーク工場の経営者の本。』
私の仕事柄、チョークという言葉がひきつけられるキーワードとなりました。
本のタイトルは「働く幸せー仕事で一番大切なこと」です。
日本理化学工業株式会社は従業員74名の中小企業です。
しかも、社員の7割が知的障害者です。これだけでもまだまだ知的障害者の方に対しての偏見があるわが国において驚くべきことですが、もっとびっくりしたのは、チョーク製造のシェアは業界トップ。
つまり、品質の高さが極めて高いという証明でもあります。
その秘密がぎっしり記された優しさに満ちた強い本です。
この本の中には、紹介したいエピソードがたくさんあるのですが、何回かに分けて紹介したいと思います。
今や世界的な構造的不況は「派遣切り」の言葉に象徴されるように、利潤追求第一がもたらした「排除の論理」だと日本理化学工業株式会社の会長であり著者でもある大山 泰弘氏は述べています。
だから、働く側が幸せを感じることのできない閉塞感に追い込まれている状況であるとも・・・
そして切られる対象者の一番が知的障害者とも述べています。悲しい国に成り下がったものです。
民主党の掲げる友愛社会の言葉が空回りをしているかのようです。
しかし、大山氏はこう述べます。
古来から日本には「共生の思想」が根付いていると。つまり、今の状況を打破し、働く喜びを共有する可能性がのこっているということを、えびす様をたとえにして述べています。
七福神のひとりであり商売繁盛の神であるえびす様は神話によれば、身体障害者でした。
今で言う小児麻痺のような病だったそうです。そして、生まれてすぐに笹舟に乗せられ、流されてしまったのです。流れ着いた先は瀬戸内海。笹舟を見つけた漁師が、かわいいということで自分で育てることにしました。そして、周囲の人たちも「神様」として祀ったそうです。
その理由とは病のために足を失っていたえびす様の姿から「お足が出ない」つまり、お足とはお金のことを意味し、それが出ていかないので、有難いと思うというところから生まれたそうです。何とも、ユーモアと優しさが、感じられるエピソードです。つまり、大山氏いわく日本人の中にはそういった根本的な共生の精神が備わっているということです。
私は、このエピソード一つだけでも、この書は本当に読む人々に勇気を与える書だと思いました。
この本の推薦者に村上 龍がいますが、その推薦文に、「同情ではなく支え合う」と記してあります。
一体、この日本に大山氏のような経営者や管理職が何人いるのでしょう。
目先の利潤や評価にとらわれて、人を機械の歯車のごとく考え、使い捨てていく・・・。
経済とは「経世済民」の略です。つまり、明治維新をおこした志士たちは、国を治め、民の苦しみを救う」という気骨をもっていろいろな産業を興してきたわけです。それが失われている今だからこそ、この本は大きな意味をもっているのだと深く感銘を受けました。
- 2010.01.26 Tuesday
- 言葉
- 15:06
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- by ジャック・ウォルシュ
