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直木賞受賞者  白石一文氏の言葉

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    JUGEMテーマ:読書

    つい先日、直木賞が発表されました。
    その受賞者である白石一文氏がテレビのインタビューで興味深い話をされていました。
    文藝春秋に勤務されていた時に「パニック障害」という精神疾患に罹られたという話でした。

    「辛いとか苦しいときに、辛い、苦しいと思ってしまうと呼吸困難に陥るので、何の感情も感じないようにする必要がありました。つまり、悩めないわけです。悩んじゃいけないんです。どこでも発作が起きる可能性があるから。感情を押し殺して抑制していないと、いつ発作が起きるか分からない。だから、バスや電車に乗ることもできなくなってしまった。辛いときこそ、無理して笑わなきゃならない。そういう状態でした。」

    「休職後職場に戻ったとき、幸いにも会社のほうで自分の体のことを気遣ってくれて、仕事量の軽減などの便宜を図ってもらった。そして、ああ自分は今まで無理して頑張ってきたんだ。でも、頑張らなくても生きていけるんだということを40歳になってはじめて気づいたんです。頑張れる人は頑張ればいい。でも、頑張れない人が頑張る必要はないんじゃないか。みんなが頑張るから競争が始まり、無理をして、更に頑張るということになり、限界点を超えていくことになる。」

    そんな話でした。

    私は「パニック障害」ではないけれど睡眠障害の酷い「鬱病」に罹りました。
    白石さんのような呼吸困難などの発作は起きないけれど、睡眠障害は高血圧などを引き起こす主原因となるため、本当に辛い10ヶ月でした。

    でも、私も白石さんと同じ考えをもつようになりました。
    拓郎も歌ったけれど「がんばらなくてもいいでしょう。」という心境です。
    26年間がんばってきたんだ。もう、がんばる必要はないじゃないか。
    できないことはきっぱりできないということが、自分の身を守ること、ひいては家族を守ることだと思うようになりました。

    がんばらないということは怠けるということではない。無理をしないということです。
    怠けている人間は絶対に鬱病やパニック障害にはならないと、精神科の主治医は断言していました。

     

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