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刑罰 フォルディナント・フォン・シーラッハの新作

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    JUGEMテーマ:読書

    体調が思わしくないと音楽を聴く気にも、楽器を演奏する気にもならないのだが、読書だけはしたいと思えるし、苦にならない。

    私にとって読書は趣味などではない、生活である。

    今日も一冊の本を読み終えた。

    「刑罰」(東京創元社)である。作家は日本でもお馴染みのフォルディナント・フォン・シーラッハである。

    ミステリーであるが、彼の作品にはあのレイモンド・カーヴァーの作品と通底する痛みとか乾いた苦味のようなものが感じられる。

    この短編集もそうである。

    正直、決して読後感がいいという作品ではないが、いつまでも心の中に余韻として強く残るものがある。

    小さなトゲのような痛みを残して・・・

    法廷において鮮烈な逆転を描いた「逆さ」

    ラブドールと性的な関係以上の繋がりを描いた男の復讐「リュディア」

    そして、「友人」の中での主人公の最後の言葉に釘付けとなるのだ。

     

    「もしかしたら、罪は犯してはいない」「だけど、罰は受けるしかないんだ。」


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