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どうした!?矢口敦子

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    「償い」を読んだ後の期待感が強かったためか、矢口敦子「証し」は正直自分は期待はずれという感が否めません。確かに、卵子提供者である「DNA上の母」である朝倉木綿子と「産みの母」である佐伯絹恵の心理戦のような縦軸を中心に、一家四人惨殺事件の真相に迫っていく過程は、緊迫感はあるものの、登場人物の背景や心情の記述が粗いために、読み終わった後でも、何となく釈然としないものが残りました。
    もともとのタイトルがVSということで、そのための謎解きのために書かれているような印象さえ受けてしまいました。
    丁寧に、あぶりだすように登場人物を描いていくことが大切なのではないか。その頂点が何度もこのブログ上でも書いてきましたが、個人的な見解としては松本清張であると思います。
    矢口さんの次の作品に期待したいと思います。

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    証し⇔矢口敦子
    証し 売買された卵子から生まれた、16歳の悲しき殺人鬼。 彼が求めた証しとは…!? 過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹恵。 二人の「子供」である16歳の恵哉が、一家四人惨殺事件の嫌疑をかけられ自殺した時、彼女達は出会う。
    • らぶほん−本に埋もれて
    • 2008/05/06 7:16 AM
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