スポットライト(BOOK SIDE STORY2018)

本や音楽を思いのままに紹介する。
それでも言葉にこだわり、思いを伝えたい・・・
そして思いの中に魂を込める。
虚飾を排し、嘘を捨て去る。

<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 司馬作品の英訳から見えてくるもの | TOP | 2018−19シーズンプレミアリーグ リバプール無敗の滑り出し >>

2018.12.08 Saturday

明治の中学地理の教科書 九州の輪郭は?

0

    JUGEMテーマ:読書

    おもしろい本を見つけた。「100年前のビックリ教科書」(じっぴコンパクト新書)である。

    明治の初めから太平洋戦争当時の教科書36冊を選び、図解付きで紹介している。

    何と言っても「おもしろい」と感じるのは明治期の教科書である。

    開国を果たし、西洋になんとか追いつきたいという思いが「学制」や「教育令制定」につながり、その必然として教科書が編まれていくわけであるが、子どもに知識を身につけさせたいという思いが工夫を通り越して何やら滑稽さを帯びたものになっているなど読んでいて飽きない内容となっている。

    特に、明治35年=1902年に発行された中学地理教科書 日本之部の内容、「邦土の輪郭」はまるでクイズである。

    本州は龍の如く、四国は蝙蝠の如く、北海道は鳥の翼の如くまではまあ許せる。

    ところが九州の例えのところで笑ってしまった。

    今の子供達にこの問題を出してこの比喩を言い当てられる者はいないであろう。大人でも無理だと思う。

    答えは「九州は猿が舞うが如し」である。どう見立てたら猿になるのだろうか。編纂した人に尋ねてみたい。

    しかも、邦土の中に台湾が含まれていることも驚きである。

    ちなみに台湾は桜の葉の如しである。

    また、新潟県と和歌山県だけが地方の中に含まれず単独で扱われているなど謎がいっぱいである。

    教科書は時代を映す鏡だと筆者が言っているが、今後どのように変わっていくのか楽しみでもある。

    タブレットの中にデジタル教科書として全教科収められているなんていう時代が来るのではないだろうか。

     


    コメント

    コメントする









    この記事のトラックバックURL

    http://grantgreen.jugem.jp/trackback/1483

    トラックバック

    ▲top