スポットライト(BOOK SIDE STORY2018)

本や音楽を思いのままに紹介する。
それでも言葉にこだわり、思いを伝えたい・・・
そして思いの中に魂を込める。
虚飾を排し、嘘を捨て去る。

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2018.12.05 Wednesday

ジョブズの美学

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    JUGEMテーマ:日記・一般

    「スティーブ・ジョブズ 神の遺言」(経済界新書)を久しぶりに本棚から引っ張り出して読んでいる。

    プレゼンにしても、カリグラフィーについてもジョブズの考え方には学ぶことは多い。

    iPODを開発するときに彼が技術者に要求したのは今までの常識を覆すものだった。

    あるデザイナーが聞いた。

    「電源を入れたり切ったりするボタンは最低必要ですよね?」

    ジョブズはこう答えた。

    「いらないよ。」

     

    ジョブズにとってのデザインとはホイールの周囲に「進む」「戻る」「ポーズ」の3つでいいという考えであった。

    当のデザイナーはびっくり仰天したが、ジョブズは頑なに意見を通し続けた。

    それこそジョブズの美学である。

    ジョブズの意を汲み、iPODから電源ボタンを取り払ったジョン・ルビンシュタインは後にこう語った。

    「こういう分野では往々にして、すぐに電源を入れたり切ったりできる製品が良い製品だみたいな信仰がある。それは間違いだ。電源を操作するより、いつでもそのままの状態で使える方がいいに決まっている。」

     

    その結果スリープモードの導入となった。今では当たり前の機能である。

    そして、iPHONEからはそれまでの携帯電話につきものだったプッシュボタンを取り払った。

    「タッチ式画面を使ったら、後には戻れない。便利だからさ。」

    この先見性こそが革新的な製品を生むエネルギーとなった。

    だから、私はジョブズが好きなのである。

     


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