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心の解放区 クラシックコンサート会場にて

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    今年の一番の収穫というか自分のライフスタイルの大きな変化は、クラシックのコンサートに行くようになったことである。

    先週の金曜日の夜も、サントリーホールに出かけてきた。

    読売日本交響楽団の定期演奏会である。

    カンブルラン指揮による演奏を聴くのは今回が初めてであった。

    お目当てはブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」であった。

    大体、コンサートに行く前にその日に演奏される曲については調べたり、聞いたりして行くようにしているのであるが、今回は仕事の面での忙しさもあり、下調べなしで聴くこととなった。

    正直、ブルックナーの交響曲を聴く機会は個人的には少ない。

    3番の「ワーグナー」くらいのものであった。

    4番はブロムシュテットによるドレスデン・シュターツカペレのCDしか持っていない。

    それにしてもあまり聞かずにいるので初めて聴くに近い状態であった。

     

    ブルックナーといえば、いろいろな版があるので有名な作曲家である。

    今回、耳にしたのはあまりコンサートで演奏されることがないという1888年稿/2004年刊コーストヴェット校訂版であった。

    今、部屋で聴いているCDのほうはノヴァク版である。

    その違いを聴き比べるのも楽しみのひとつであるが、第2楽章のチェロの哀愁を帯びた音色、第3楽章、別名「狩りのスケルツッオ」のホルンの響きに酔わされた。また、私の客席の目の前がコントラバスということもあり、低弦の弱音の響きがとても印象的であった。

    やはり生の音には心を揺さぶられる。

     

    サントリーホールなどのクラシックコンサート会場は今の自分の心を解き放す場であり、現実を忘れさせてくれる異次元の空間である。

     

     

     

     


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