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読書の愉しみ・思わぬ掘り出し物との出合い
読書 / カーソン・ライダー 
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    先月は一か月で12冊の本を読破した。

    中心は司馬遼太郎や山本周五郎であったが、意外な掘り出し物もあった。

    柳広司の「シートン探偵動物記」(光文社)吉森大祐の「幕末ダウンタウン」(講談社)である。

    柳広司は今までにも夏目漱石を探偵役に見立ててのミステリーがあり面白く読ませてもらった。

    やはり今回もシートンの動物に関する博学な知識をベースにしながら緻密に謎を解いていく過程を楽しませてくれる。

    なかなかの佳品である。

     

    「幕末ダウンタウン」は第12回の小説現代長編新人賞を受賞した作品である

    新選組とお笑いを組み合わせての京都・大阪など上方を舞台にしてのストーリー展開は実に小気味よくおもしろかった。

    吉森氏はよほどお笑いが好きなようで随所にギャグやお笑い番組名が取り込まれている。そこも本書のひとつのみそである。

     

    「およそ男子の仕事とは、やりたいことをやることではない。やるべきことをやることだ。誰にもやるべきことがある。」

    新選組隊士・濱田精次郎の人間としての成長を描いた爽やかな青春小説といえよう。

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