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心打ち震える100分 「ハイリゲンシュタット」後の2大曲コンサート
音楽 / カーソン・ライダー 
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    JUGEMテーマ:音楽

     

    昨日、横浜 みなとみらい大ホールにコンサートに行った。

    神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会 みなとみらいシリーズ第340回であった。

    テーマはズバリ ベートーヴェン。しかも「ハイリゲンシュタットの遺書」後の傑作2作品である「ピアノ協奏曲第3番」交響曲の概念そのものを変えたといわれている「交響曲第3番=エロイカ」に加えて、本邦初お披露目となるシチェドリンの「ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書―管弦楽のための交響的断章」というファン垂涎のプログラムであった。

     

    どれもみな素晴らしい演奏であった。個人的にはやはりエロイカに尽きる。

    古典派の交響曲で最長のものでもモーツァルトのジュピターの35分程度である。それを10分以上超えの当時の破格の巨大交響曲であった。特に、第1楽章の大きさはその繰り返しも含め、ハイドンやモーツァルトを越えていこうというベートーヴェンの熱い思いがひしひしと伝わってくる。

     

    以前にも記したが、聴力を失うという音楽家としての絶望的な状況下にあって、死後160年経ってなお色褪せることなく、異国の地に住む人間の心をとらえて離さない音楽を創造したベートーヴェンという人間のもつ力に、ただただ恐れ入るばかりだ。

    しかもその音楽には揺るぎない力があり、生きるエネルギーに満ちているのだ。

     

    もし自分がベートーヴェンの音楽にめぐりあっていなかったら、命を絶っていたかもしれない・・・。

    そんな絶望的な状況をかかえての出合いであったことも不思議な縁である。

    心打ち震える感動の100分であった。

    指揮者の高関健氏によるコンサート前のプレトークもなかなか興味深かった。

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