スポットライト(BOOK SIDE STORY2018)

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2018.05.05 Saturday

90歳ブロムシュテット 渾身の傑作 ベートーヴェン交響曲全集

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    JUGEMテーマ:音楽

     

    正しい休日を過ごしている。勿論、自分にとっての「正しい」である。

    ひたすら読書三昧に加えてクラシック音楽を聴いている。

    やはり、ベートーヴェンが一番である。交響曲5番、6番である。

    クラシックのCDが在庫切れというのもあまり聞かない話である。

    まして、店頭にないだけでなくネットで調べてもそうなのだから、正直たまげた。

    御年90歳になる我が敬愛するヘルベルト・ブロムシュテット指揮によるベートーヴェン交響曲全集である。

    確か昨年の日本のクラシックアカデミー(交響曲部門)大賞に選出された作品である。

    3か月間、待ち続けてやっと手元に届いた。

    早速聴いているのだが、素晴らしい内容である。

     

    ブロムシュテットの信念は、ベートーヴェンのメトロノーム表示を常に厳正に受け止めるべきだということだ。

    しかし、機械的にものに陥らないように、テンポの柔軟性と微細な変化に注意していると語っている。

    昔から、ベートーヴェンのメトロノーム表示では演奏不可という認識が共有されていた。

    しかし、それは言い訳にすぎないと彼はとらえている。

    「すべては演奏可能です。ほとんど演奏不可能と思える部分でも、それは作曲家がそう意図したものなのです。ここでもテンポは、音楽の曲風を左右します。これ以上、速めると技術的に無理という限界にきた時にこそ、独自の表情が生まれてくるからです。すべてが易々と演奏できるなら、猛り狂う嵐のような性格を音楽から表現できないことになります。」

     

    徹頭徹尾、スコアにこだわり、作曲者ベートーヴェンの思いに近づこうというあくなき精神が、この新録音の交響曲全集を強靭なものにしている。とにかく素晴らしいの一言に尽きる。

    以前にも記したが、初めてベートーヴェン交響曲全集を聴いたのがブロムシュテットであった。ドレスデン・シュターツカペレであった。この演奏も素晴らしく、私をクラシックの大会へといざなってくれた名盤である。

    そして、今回のライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏。

    私の中での屈指の作品である。3か月待った甲斐があった。ただただ嬉しい。


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