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こうふく あかの
読書 / カーソン・ライダー 
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    ある日、妻に妊娠したと告げられた。

    僕は、腰をぬかすほど驚いた。いいや、「ほど」ではない。僕は実際、尻餅をつき、勢いテーブルに後頭部を強く打ちつけさえした。

    (中略)

    では、なぜ、妻の妊娠宣言にそれほど驚いたのか。

    この三年ほど、僕たちはセックスをしていなかったからだ。

     

    西加奈子「こうふく あかの」(小学館)の冒頭部分である。

     

    この冒頭部分だけで物語への求心力はぐんと高まる。読んでみたいと素直に思わせる力である。

     

    内容については、あとがきの西加奈子の言葉を紹介することにとどめる。

    現在の大阪の物語だって、100年前のメキシコの物語だって、未来のエジプトの物語だって、そこに人間がいて、太陽があって、月があって、地球がある限り、つながっているのだ!

     

    2039年の東京のプロレスラーの物語が、どんな人間とどうつながって誕生したのか?

    一気読み確実のおもしろ本であり、非常に爽やかな読後感を味わえる。

    伊坂幸太郎の「アイネ クライネ ナハトムジーク」をちらっと彷彿させる内容でもある。

     

    西加奈子。大好きな作家がまた一人増えた。

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