JUGEMテーマ:読書
前回のブログで記せなかったことを書く。それは「愛に乱暴」の書き出しの凄味である。
書き出しの強烈なインパクトに心をつかまれたのは、伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」「重力ピエロ」、村上龍「イビサ」、佐藤正午「ジャンプ」などが思い出される。
それに匹敵するものである。
セックスをしたか、してないか、なんて関係ない。お互いに心の底から会いたいと思っている時点で「一線」はすでに超えてしまっている。
この言葉に惹きつけられるように350ページをあっという間に読破した。
流石は吉田修一である。