JUGEMテーマ:読書
今日は珍しく仕事が休みなので、いつもの図書館に来ている。
村上春樹の「村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団」(朝日新聞社)をのんびりと肩の力を抜いて脱力状態で読んでいる。
ジャズの話が多く出てくるかと思いきや、音楽に関してはPopsとお約束のビーチボーイズについてが多い。
大傑作と呼び声も高い「ペットサウンズ」は自分もCDを持っているが、大好きというアルバムではない。
やはりビートルズの方が遥かに心を奪われた。
村上春樹のこの作品はちょうど「スプートニクの恋人」が書き上げられた時期と重なる。
勿論、読んだのだが、再読していないので細かな内容までは覚えていない。
ある種の「パワー」を感じたという漠然とした印象は残っている。
しかし、村上春樹の作品としては自分の中では凡庸という評価の域を出ることはない。
他に相応のインパクトを与えられたりインスピレーションを喚起されたりした作品が多くあるから致し方ないことであろう。
「村上ラジオ」にはダンキン・ドーナツの話題が多く出てくる。
ダンキンが英語ではdunkinでドーナツをコーヒーにつけて食べるところからつけられた名前であることを初めて知った。
こういう小洒落た薀蓄話は好きである。
昨年は1年間を通じて、時代歴史小説に明け暮れた毎日だったので、今年は未読の村上春樹の作品を片っ端から読み耽っていこうかなと思っている。と言ってもほとんど読んでしまっているのだが・・・