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6月に入っての初投稿である。
今日、内村航平選手が4大会連続の五輪出場を決めた。鉄棒一本に絞っての快挙である。
素晴らしいとは思うが、個人的に好きではない。
一連の五輪開催を巡っての発言に対して、このアスリートは自分のことしか考えていないということが透けて見えたからである。
アマチュアのアスリートにとって五輪はその頂点となる大会で、血の滲むような努力を払っていることは分かる。
しかし、昨年から続いているコロナ感染の社会状況というものを冷静に見つめてみると、10万人の人々が失職し、若い人が炊き出しに長蛇の列を作り、死者も1万4千人に達している。
現在の沖縄は危機的状況下にある。
体操選手以前に普通の社会人としての真っ当な考えがあれば、自分本位の発言などできないはずである。
内心で思うのはいい。それを口に出すということは常日頃からそう考えているということであり、ただの体操バカであることを露呈してしまった。だから、私は応援しない。
この状況下で五輪開催はあり得ないと語った分科会の座長である尾身氏に対して、政府筋の人間がひどい言葉を投げかけている。
田村厚労省の「個人的研究」などその際たるものであり、開いた口が塞がらない。
自分の意に沿わない発言が出れば、無視したり、攻撃する。
それが政府の人間のやることか!怒りしかわかない。
IOCのバッハやコーツから上から目線で侮蔑的とも取れることを言われても唯々諾々と受け入れている奴隷的根性丸出しの菅内閣。
本音は多額の違約金を払いたくないだけ。IOCはアメリカから受け取った膨大な放映権料という金を守りたいだけ。
アスリートの命や日本国民のことなど微塵も考えていない。誰もがそんな事実は知っているのに、丸川五輪担当相などはスポーツの力を信じているなどまるで空虚な発言をするのみ。こういう人間どもに国政を任せているのだから、つくづく日本人は能天気である。
野党もだらしないに尽きる。こんな欠陥だらけの内閣を打倒するという気概もなく、反対意見のための反対意見に終始し、お茶を濁している。
個人的に今年の五輪などどうでもいい。テレビのニュースの5分のハイライトで十分である。
もううんざりである。怒りと虚しさしか心の中にはない。