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ブラームスの真髄 弦楽六重奏曲&ピアノ五重奏曲
音楽 / カーソン・ライダー 
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    JUGEMテーマ:音楽

    クラシック音楽を聴かない。または馴染みがない。敷居が高い。と感じている人にいきなりブラームスを紹介するのも無謀かもしれないが、今、ずっとブラームスを聴いている身としては、その音楽の素晴らしさに素直に触れて欲しいという思いでいっぱいである。

    今、毎日耳を傾けているのは弦楽六重奏曲である。

    実は弦楽六重奏曲のジャンルの曲は極めて少ない。

    モーツァルトにもベートーヴェンにも、メンデルスゾーンにもない。

    ドヴォルザークにはあるが、彼自身がブラームスを敬愛していたことを考えると頷ける。

    それくらいに著名な作曲家であっても作品はないのである。

    言い換えれば、ブラームスの2曲こそが代表曲であり、不滅の名曲であると断言できる。

    1番はブラームス27歳の時の作品であり、内声をさらに充実させ、響きのある音を求めた若かりし頃のブラームスの情熱が伺える作品である。

    1番2楽章の二短調。ブラームス得意の変奏曲であるが、何と美しくも厳かな音の響きであろう。

    陶然としてしてしまう。繰り返し聴いていても決して飽きることはない。

     

    弦楽六重奏曲と同様に最近よく聞いているのがピアノ五重奏曲である。

    特に3楽章、4楽章のピアノの跳ねるような歯切れの良い響きは格別である。

    ハンガリー舞曲を編んだブラームスならではのどこかに歌心を感じさせる調べ。弦楽器と勝負するような毅然としたピアノのリリシズム。本当に魅力的である。

     

    今日もブラームスに酔いしれたい気分である。

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    ソングバード再び クリスティン・マクヴィーの歌に酔う
    音楽 / カーソン・ライダー 
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      JUGEMテーマ:音楽

       

      リンジー・バッキンガムとクリスティン・マクヴィーが組んだ最新アルバムその名も「リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー」を衝動買いした。

      二人とも、元フリートウッド・マックのメンバーである。

      1970年代を代表するモンスターアルバム「噂」は1400万枚以上を1年間で売り上げ、グラミー賞の最優秀アルバム賞にも輝いた。

      集録されている楽曲は粒ぞろい、まさに捨て曲なしの完璧なポップアルバムであった。

      当時、自分は高校生。

      「すごいアルバムが出たぞ。」とクラスでも洋楽好きの仲間内では評判になり、貪るように聴いたものだ。

      その中でも、シングルカットされた楽曲以上に心に残ったのが「ソングバード」である。

      ヴォーカルはクリスティン・マクヴィー。

      当時はルックス的にスティービー・ニックスの方が若くて可愛いということで人気が高かったようであるが、自分は断然クリスティン派であった。

      魅力はその声である。

      「ソングバード」を聴いたとき、本当に鳥肌が立った。

      そのクリスティン・マクヴィーの声が帰ってきた!

      4曲目の「赤い太陽」もいいが、何と言っても最終曲の「カーニヴァル・ビギン」である。

       

      カーニヴァルの始まりよ

      全てを受け入れるの

      負けてしまうかも、勝つかもしれない

      新しいメリーゴーランドの人生

      カーニヴァルの始まりよ

       

      クリスティン・マクヴィーがフリートウッド・マックに戻ってきたのだ。

      再出発の歌だ。ソングバード再び!

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      ブラームスの圧倒的な魅力
      音楽 / カーソン・ライダー 
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        JUGEMテーマ:音楽

         

        ブラームスの音楽の圧倒的な魅力にはまっている。

        とりわけ4曲の交響曲の素晴らしさである。

        いま、聴いているのは交響曲4番、ジョージ・セル指揮のクリーブランド管弦楽団の1960年代の演奏である。

        セルの折り目正しい一点の曖昧さも感じさせないフレージングや透明な音色は20世紀オーケストラ演奏の極点とまで言われている。

        そのセルのお眼鏡にかない、1964年クリーブランド管弦楽団の副指揮者に選ばれたのが、ジェームス・レヴァインである。

        そのレヴァインの指揮するウィーン・フィルを率いての1994年のライブが、私のこの4番のベストである。

        この交響曲はブラームスの「人生の秋」を表現したものとして知られ、孤独や寂寥感が際立つ演奏が多い。

        たとえば、クレンペラーの堅牢な演奏に如実に表れている。

        しかし、レヴァインの手にかかると、そのどちらかというと陰鬱な厳かさが影を潜め、どこか明るくやわらかな演奏に姿を変えるのである。

        明快な音の輪郭が鮮やかな音像を作り出している。レヴァインならではの独自な音楽空間といってもよい。

        第4楽章の有名なバッサカリア。31の変奏を締めくくる最後のホ短調の和音の響きは実に晴れやかで、この演奏の白眉である。

        ブラームスの交響曲に刺激される形で、昨日は図書館に行ってブラームスに関連する本をじっくり読んでいた。

        音楽家の人となりについて読むのはベートーヴェン以来である。

        様々な音楽家とのつながりが書かれており、大変興味深かった。

        特に印象的だったのはクララ・シューマンとの関りである。

        晩年、シューマンの第4交響曲の初稿の出版をめぐって、二人の関係に決定的といってよいほどの亀裂が生じる。

        完璧主義で自分の考えを決して曲げることのなかったブラームスもことクララに対しては驚くほど謙虚で恭順な態度を示し、ピアノ小品集を贈ることで、関係の修復を図ったというエピソードが強く心に残った。

        この夏はブラームスのその他の作品にもじっくり耳を傾けてみたい。

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        ブラームス・デイ
        音楽 / カーソン・ライダー 
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          JUGEMテーマ:音楽

           

          昨日、今日と「ブラームス・デイ」である。

          古今東西、数多ある交響曲の中で、一番好きな曲は何かと問われた時に、その時の心象風景もあるだろうがベートーヴェンの交響曲と並んで間違いなく上位に挙げるのがブラームスの交響曲1番である。

          この曲をひたすら聴いていた時期があった。2014年のことである。

          精神的に参っていた時期からやっと回復の兆しを模索していたころの話である。

          ブラームスの交響曲はわずか4曲しかない。その理由は、彼が尊敬する偉大なる先人であるベートーヴェンの不滅の交響曲の偉容に畏怖を感じていたからである。

          交響曲1番の着想から発表までになんと21年も要した。

          ブラームスとロマン主義を代表する作曲家というイメージが一般的であるが、彼は古典派の作曲家を敬愛した。

          流行りの標題音楽やオペラには全く見向きもせず、ひたすらに絶対音楽としての音を希求した。

          個人的にはロマン主義というより新古典主義という表現のほうがしっくりくる。

          ブラームスは容貌からは想像できないほど、自分の甲高い声にコンプレックスをもっていたといわれる。それ故か、人とのコミュニケーションの取り方が下手で、敵も多くつくった。かなりの毒舌家でもあった。

          ワーグナーやブルックナーとの対立は有名である。

          しかし、根は優しい一面もあり、ブルックナーの葬儀には会場の片隅で佇み、哀悼の意を表したというエピソードもある。

          そんな彼が作った交響曲は全てが傑作である。

          ただ、やはり群を抜いているのが1番である。

          昨日一日中、いろいろな指揮者や演奏者の1番を聴き比べて過ごしていたのだが、飽きるということがない。

          特に4楽章のベートーヴェンの第9にも似ているといわれるメロディに至る、ホルンの調べのたとえようもない美しさといったら言葉にできない。この旋律は彼が愛を感じていたクララ・シューマンに捧げた歌である。

          そして、激しく対立したワーグナーさえ唸らせた「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」の管弦曲版編曲。

          久々に音楽の至福を堪能した。そして、クレンペラーとセルの交響曲全集を注文してしまった。

          3年前のブラームスに浸っていた苦しい時期が愛おしく思い返せる今夏である。

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          ブルックナーの交響曲を聴く
          音楽 / カーソン・ライダー 
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            JUGEMテーマ:読書

             

            今まで聴いてこなかったクラシックの作曲家の作品を聴いている。

            最近、魅力を感じているのがブルックナーである。

            特に、交響曲3番と9番を好んで聴いている。

            3番は、別名「ワーグナー交響曲」とも呼ばれているもので、あのワーグナーに献呈した作品としても知られている。

            献呈されたワーグナー自身に「ベートーヴェンの交響曲の後を継ぐ作曲者がいるとしたら、ブルックナー君だ。」と言わしめた作品でもある。

            テンシュテットによるライブ盤を聴いているのだが、ドライブ感あふれる胸のすく演奏である。

             

            9番はブルックナー未完の作品であるが、荘厳という言葉がぴったりの曲である。

            こういう曲を演奏させたらやはりバーンスタインだなと思わせる、ウィーンフィルの演奏である。

            厳かな中から幽かに立ち上ってくるような光を感じさせる演奏とでもいおうか。

            メロディとかリズムとかそういう世界とは別次元の音楽がそこにある。

            音楽の圧倒的な力の恐れ入るばかりである。

             

             

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            チェリビダッケの新世界より
            音楽 / カーソン・ライダー 
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              JUGEMテーマ:音楽

              数多ある交響曲の中でも、特に好きなものとしてドヴォルザークの9番「新世界より」がある。

              そして、先日輸入盤としてセルゲイ・チェリビダッケ指揮  ミュンヘンフィル交響楽団による1988年のライブ盤が発売された。

              早速興味津々で買い購め、聴いてみた。

              ある意味、チェビリダッケにしか表現できない「新世界より」である。

              晩年のチェリビダッケはテンポが遅いのが特徴であるが、特に第2楽章のLargoのゆったりとした流れは独壇場である。

              チェコの大地に思いを馳せたスケールの大きな演奏は心地よい。

              チェリビダッケといえば、リハーサルが長く、楽団員には厳しく、完璧を要求したことでトラブルが絶えなかった。

              中でもベルリンフィルとの確執は有名な話である。

              来日した際にもチューニングだけで数十分を要したというエピソードもある。

              それくらい自分の求める音にこだわった指揮者である。

              この「新世界より」も一度聴いたら忘れられない名演である。

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              ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番の最高峰
              音楽 / カーソン・ライダー 
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                JUGEMテーマ:音楽

                 

                連日のラフマニノフのピアノ協奏曲についてである。

                いやはや凄い演奏に出逢ってしまった。

                レイフ・オヴァ・アンスネスとアントニオ・パッパーノによるピアノ協奏曲2番のライブ盤(2005年6月)である。

                アンスネスはベートーヴェンのピアノ協奏曲全集も録音しており、私の愛聴盤として欠かせない存在になっている。

                しかし、この組み合わせによるラフマニノフはその出来栄えより数段いい。

                確かにリヒテルのようなスケール感はないものの、ラフマニノフがもっているロマンチシズムの表現としては、アンスネスのほうがしっくりと耳に馴染むし、流麗さにおいては格段に上である。

                一番の違いはそのピアノを支えるバックのオーケストラの違いである。

                リヒテル盤のほうはワルシャワ国立フィル・ハーモニー交響楽団であった。あくまでもリヒテルの引き立て役でしかなかった。

                このアンスラス盤はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団である。

                ヴィルティオジティにおいては流石に世界一の力量であることは間違いがないであろう。

                それくらい、ベルリン・フィルの演奏力か際立っている。

                ど素人の私ですら一聴して感じてしまうのだから、耳に肥えたクラシックファンならばその違いに歴然とするはずである。

                2番の演奏終了後、飛び込んでくる「ブラボー」という声と熱狂的な拍手がこの演奏の素晴らしさを証明している。

                私が今までに聴いてきたラフマニノフ2番の最高峰である。

                まさに圧巻である。

                繰り返して何度も聞いていたい名演がここにある。

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                ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番・3番の抒情の凄味
                音楽 / カーソン・ライダー 
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                  JUGEMテーマ:音楽

                   

                  「チャイコフスキーにかえれ」

                  ロシアの大作曲家 ラフマニノフの主張である。

                  調性音楽の枠が崩れ、現代音楽が台頭してきた20世紀前半に19世紀のロマン主義を継承する形で登場してきた。

                  中でも、ピアノ協奏曲2番、3番がお気に入りである。

                  どちらも映画に使われており、抒情的なメロデイが心にしみる。

                  また、ピアノ弾きにとつてみれば超絶技巧が求められる曲でもある。

                  2番では、やはりロシアの20世紀を代表する名ピア二スト スヴァトスラフ・リヒテルの演奏が秀逸である。

                  骨格のしっかりしたスケール感の中にも、表情を豊かに表すそのピアニズムは圧巻である。

                  佐渡裕指揮による辻井伸行の作品も好きだが、やはり足元にも及ばないといったところである。

                  思えば、ピアノ協奏曲というジャンルを聴こうという気持ちにさせてくれたのが、リヒテルが幻のピアニストから西側諸国に初めて登場した時に演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番であった。

                  彼自身「1番が好きだ。」と語っていたように、その語り口は導入部から風格に満ちており、終始一貫堂々としており見事である。

                  3番はホロヴィッツである。

                  作曲者から「この曲を完璧に消化している。」と言わしめたその演奏は、繊細な音の細部に行き届く表現からフォルテの強奏まで、目も眩むばかりの鮮やかさである。

                  しばらくはラフマニノフのピアノ曲に浸っていたい。

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                  ボブ・マーリー、ジャクソン・ブラウン、ストーンズ。今日も音楽にどっぷりと浸る。
                  音楽 / カーソン・ライダー 
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                    JUGEMテーマ:音楽

                     

                    今までの自分のこのブログのスタイルではない書き方で今日は思いを綴ってみたい。

                    入梅をした。

                    じめじめと鬱陶しい気分が続く季節である。こんな時は、無性にボブ・マーリーが聴きたくなる。

                    ボブ・マーリーの「白鳥の歌」となったアルバム「UPRIZING」を聴いている。

                    やはり出色の出来は、ラストを飾るアコースティックギター一本で歌い上げる「Redeption Song」だ。

                    バンドversionのものより圧倒的にいい。

                    改めて、ボブ・マーリーの歌のうまさを堪能できる。

                    詩は思いテーマを含んでいるが、心にすっと沁みいる救いの歌だ。

                     

                    ほかにはジャクソン・ブラウンの「孤独のランナー」をDLした。

                    1977年発表のライブ盤である。

                    1977年といえば、今から40年前。自分は高校生であった。レコード盤を擦り切れるほど聴いた覚えがある。

                    青春を代表する一枚である。

                    特に好きなのが、ラストの「The Load Out」から「Stay」にかけてのメドレーである。

                    ぞくぞくと鳥肌が立つ感覚。久々に思い出した。

                    バックのローズマリー・バトラーの歌がジャクソン・ブラウンを支えている。

                    圧巻の歌の力だ。そして、奏でられるスライドギターの音色にノックアウトだ。

                     

                    そして、今日はローリング・ストーンズの2016年発表の「Totally Stripped」(ライブ盤)を聴いている。

                    やはりR&Rの王者はストーンズであることを再確認させてくれる。

                    個人的には「Dead Flowers」がお気に入りだ。

                    ミック・ジャガーは稀有なシンガーだ。決して美味いといえる声ではない。

                    だが、一たび彼の喉から放たれた言葉はルーズなロックのメロディと相俟って、心地よいスイング感を与えてくれる。

                    これがR&Rの神髄だろう。

                     

                    NO MUSIC NO LIFE。 

                    今日も僕は音楽にどっぷりと浸る。

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                    天からの贈り物 
                    音楽 / カーソン・ライダー 
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                      JUGEMテーマ:音楽

                       

                      2007年からロンドン・フィルの首席指揮者を務めているウラディミール・ユロフスキベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聴いている。

                      ピリオド奏法を意識しながらも、特定の楽器の響きを強調することのない淀みのない曲展開は新鮮であり、流麗ですらある。

                      ノリントンの指揮する「英雄」とどこか共通するものがある。

                      私はいろいろなジャンルの音楽を聴く。

                      ポップスも勿論好きだが、クラシックには叶わないと感じることが最近は多い。

                      以前にも書いたが、耳に馴染むということは飽きるということでもある。

                      だから「流行歌」なのだ。

                      流行歌に人を変える力はない。所詮、消耗品の役目しか果たさない。そういう運命なのだ。

                      だが、クラシックは違う。

                      特に、自分にとってのベートーヴェンの楽曲の中でも、交響曲は別格の存在である。

                      今、聴いている英雄=シンフォニア・エロイカもその一曲である。

                      自分の人生そのものに大きな影響を与えてくれた曲である。

                      そんな馬鹿なと人は言うかもしれないが、事実である。

                      ベートーヴェンを聴こうと思ったのは偶然であり、精神的にも危うい時期と重なっていた。

                      CDショップの試聴機に誘われるように足を運び、ヘッドフォンを耳にあてた瞬間、ショックを受けた。

                      その時は確かピアノ協奏曲1番だったと思う。バレンボエムによる指揮と演奏であった。

                      まさに天から与えられた音楽があった。

                      それからクラシック中心に音楽に親しむ毎日を過ごしている。

                      べートーヴェンの音楽は飽きるということはない。指揮者や演奏者の解釈でいかようにも変化する。

                      しかし、元の骨格である曲そのものの力は強靭であるので、ぶれない音楽としての力が確かに存在する。

                      大袈裟のことを言うようだが、ベートーヴェンの交響曲を聴いたことのない人と、ある人とでは人生観が異なってくるとさえ思う。

                      音楽の至福体験をしたかどうかの差である。

                      聴いていない人はそれだけ損をしているということになる。本人が気づかないだけで・・・

                      最近、聴いているのはサン・サーンスの交響曲4番「オルガン付」、プロコフィエフの「交響曲第5番」、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。ストレスから解放される時である。心から息がつけるひとときでもある。

                      クラシック音楽と出会えてことに心から感謝している。

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