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今日、ネットを検索していたら、台湾ではなぜコロナを封じ込めることができたのかという話を現地に住む日本人がわかりやすく語っていて、大変興味深かった。
現在、帰国した人をのぞいて実質新規感染者は0人である。
プロ野球も開催されている。
確かに以前から罰則規定が厳しいと言うレポートはあったが、それだけで封じ込めができるのか疑問であったのだが、今日の話で納得した。
最大のポイントは政府の初動のスピードである。
10月から11月にかけて武漢で何やらウイルスが流行りつつあると言う話を聞きつけた台湾政府は12月になるとその対応策を着実に水面下で取っていた。人々の関心が1月11日に行われた総統選挙で盛り上がっている時にである。
その速さにまず驚かされる。
そして、休校措置や企業の活動停止など早め早めの対応策を講じ、不要不急の外出を禁じ、店に入る時にはマスク着用の義務付け、あらゆるところでの消毒薬の設置、PCR検査の拡充などできるだけのことを速やかに行った。
マスクにしても、政府が一括して買い上げるところから始まり、健康保険証を提示すればドラッグストアで手に入れられるようにした。ここまで見ても日本の対応は危機感が薄いと捉えられて然るべきであろう。
しかし、感染が広がる前にこのような対策が打てたのは、その根本に政府への信頼があるからなのである。
信頼があるから、国民は粛々として政府の政策に協力するのである。
我が国との違いはここにある。
今や、支持率は不支持を下回り、給付金にしても後手後手を踏み、迅速にといいながら今月末に急遽開かれる国会で補正予算の組み替えを行い承認されなければ何も始まらないと言うお粗末さ。麻生財務大臣の傲岸不遜な発言。
何を取っても国民から信頼されるべき理由が見当たらない政府である。
野党もだらしがなく、歳費の2割削減でお茶を濁している有様。それでも3800万円の年収を受け取る仕組みになつている。
橋下徹も述べているが、この国難において5割カットしますくらいのことを言える政治家がいないところが日本の最大の不幸なのである。議員定数削減ではなく、歳費の大幅削減をして欲しいと強く願う。